● 二足歩行ロボット「WABIAN」に見る、静歩行から動歩行への歩み 3月7日、埼玉県の大宮ソニックシティーホールにおいて、「進展するロボット化技術と農業機械の開発改良」をテーマにしたセミナーが開催された。主催は、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構、生物系特定産業技術研究支援センター、新農業機械実用化促進株式会社。 前編では農業分野や被災地で活躍するロボットを中心に紹介した。後半は現在最も人気の高い二足歩行ロボットの歴史や総合討議の模様についてお伝えする。 3番目に登場したのは、ヤマグチロボット研究所代表の山口仁一氏。同氏は、二足歩行エンタテインメントロボット「QRIO」誕生までの2足歩行技術40年の歩みと将来展望(副題:ソニー株式会社と山口仁一の運動制御特許技術を中心に)をテーマに講演を行なった。なお、ソニー株式会社においては既にQRIOの新規開発は中止している。 山口氏は、早