ブックマーク / blog.szk.cc (2)

  • 社会学は何をしているのか

    「何をしているのか分からない」 社会学部の教員をしているとぶつかる壁のひとつに「社会学を宣伝することの難しさ」がある。社会学部の教員も学生も、「社会学部って何をするところ?」とよく聞かれるのに、それに答えられないというのだ。もっとも「じゃあ経済学部では何を勉強するか知ってる?」と聞いても「経済のことを勉強するんでしょ」という、おそらく経済学者なら間違いだと言うだろう回答しか返ってこないわけだから、「社会学は説明が難しい」というのも思い込みでしかないのだけれど。 一昔前の日の教科書では、「社会学は常識を疑う学問です」なんて書かれていた。けれどこの説明も、もう古臭いものになっている(この辺についてはこのや講義動画を参照)。最近の説明としては、日社会学会の社会学部への進学を考えている人向けのサイトで示されている「異なる価値観をもった人間たちが多数集まって形成されるこの社会を解き明かす学問」

    社会学は何をしているのか
    mamezou_plus2
    mamezou_plus2 2020/09/17
    社会の有様を、構成されている物で示す。定量でない物を扱うので、干渉排除が難しい。ミイラ取りがミイラになるあれ。
  • ローカルという大きな釣り針

    社会学の研究をしていると、たまに「単純に見える出来事も、実態は多様なんです」という何の意味があるのか分からない指摘をするものに出くわすことがある。研究として重要なのは、その多様な現実をいまある見方とは別の見方で切り直すことであって、多様なものを多様なんですと説明するだけでは、なすべき仕事の半分もできていないだろうと思うのだけど。 でも、単純過ぎるものの見方を一度相対化してみることは割と大事だ。二分法でものごとを切って「あれか、これか」と選択を迫られると、その乱暴さゆえに「あれかこれかに賛成か、反対か」くらいの二分法で話が進んでしまうことがよくある。昨年から話題になっている「G型・L型大学」なんていうのがその典型だ。 この件、今売りの『週刊東洋経済』が特集を組んでいて、ウェブ版では提案者の冨山さんのインタビューが出ていることもあって、また「炎上」が再燃しそうな気配。けど、よくよく読んでみると

    ローカルという大きな釣り針
    mamezou_plus2
    mamezou_plus2 2015/01/26
    "うした地域においてこそ「G型」と呼ばれるような高等教育機関がない限り未来はない"道州制による地方の都市化の促進及び多様性の享受が必要だと思う。自律した地方と言う意味で。そして教育機関が核になる必要がある
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