コロナ禍で新規加入者が急増して賑わうオンラインサロンが話題になるなど、今改めて「コミュニティとしてのオンラインサロン」に世間の注目が集まっている。 部外者からすれば、オンラインサロンではどんなことが行われているか見えづらく、また人気のオンラインサロンは「カリスマ的な人物」を中心に動いていることから、「搾取ビジネス」「宗教・カルト」などと揶揄(やゆ)されることも少なくない。 だが、今後も程度の差こそあれ、オンラインサロンのようなネットワークは拡大していくことだろう。「自分らしくいること」や「自由に振る舞えること」が期待できる身近な人間関係が、日常生活のルーティーンの範囲内ではとても得られない「希少財」になってきているからだ。 魅力は「コミュニティ」「物語性」「自己啓発」 オンラインサロンを魅力あるものにしているのは、主に「コミュニティ」「物語性」「自己啓発」の3つのキーワードにまとめられる。