実は私イギリスの大学で「映画学」「メディア学」専攻で卒業し、「日本映画」という授業も取っていました。 卒論も邦画に関連したトピックで書きました。 その過程で驚きだったのが、昔の日本映画が凄く高く評価されていて、授業でも何度も扱われていたところ ほとんどは日本に住んでいた時にも観たことないものが多かったのですが、実際に観てみると本当に素晴らしい作品ばかりでした。 「海外から評価されたもの=いい物」という考えは嫌いですが、今回は海外で評価されている邦画作品が海外をいくつか紹介していきます。
先月28日で二・二八事件から71年を迎えた。一昨年、花瑛塾は二・二八事件を記念する台北市内の「二二八紀念館」を訪れ、事件について学習を深めるとともに、犠牲者を追悼した。 二・二八事件を扱った映画に『悲情城市』(監督:侯孝賢〈ホウ・シャオシェン〉、1989年)がある。本作は、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作であるが、日本による台湾統治終了後、国民党施政が開始されるが、国民党施政の腐敗とそれによる人々の混乱そして大規模反国民党運動となった二・二八事件を背景にしながら、ある台湾人一家の悲劇を描き出す内容となっている。 以下、本作のあらすじと時代背景、そして二・二八事件の概要を確認しつつ、台湾における対日感情の変容を念頭におきながら若干の所感と批評を述べたい。また他の台湾映画の紹介などもおこないたい。 ◆ 本作の主な登場人物は、以下の通り。 ※ 林阿禄(李天禄…リー・ティエンルー)―「小上海酒
忘れたの?それとも、思い出すのが怖い?――台湾映画『返校』をみて考える、歴史への向き合い方 社会 歴史 Cinema 2019.11.03 台湾映画の興行成績を次々と塗り替えている『返校』。白色テロを題材にした作品では、実に20年以上現れていなかったという。制作側の思いと、それを受け入れる台湾社会について分析する。 きちんと歴史を見つめて反省できる勇敢な国には未来がある。こんな作品ができるならば、これからの台湾もきっと大丈夫。 これが、2019年の中華圏を代表する台湾の映画賞「金馬奨」で12項目ノミネートされ、公開から2週間程度にも関わらず次々と台湾映画の興行成績を塗り替えている驚異の作品『返校』を見終わったときの、素直な感想である。台湾発のインディーズゲームが原作となった異色の本作は、台湾の1960年代、白色テロ(市民に対する政府の暴力的な弾圧)真っ最中の時代に、ある高校で起こった、政府
某U社のニュースを見た人たちが意外そうに驚くのを見て、(当たり前のことなのだけれど)たんなる映画館のお客さんには内情は何もわからないのだな、ともどかしい気持ちを抱いた。そして、この「もどかしい気持ち」が当事者のそれなのだろうかと考える。世の中の問題に対して声を上げて戦っている人たちは、わたしも含めた外部の「ぴんと来ていない感じ」に、こんなふうにもどかしい思いをしているのだろうか。そう思うと、自分も積極的に自らの立場をあらわして、世の中を変えようとするさまざまな声に加わるべきなのかもしれない。 いまとなっては、わたしはU社での仕事の経験には感謝している。しかし、当時はずっと頭の片隅に「いつ辞めるのか」という考えを持ちながら働いていたように思う。ひどいときは、半ば冗談で(半ば本気で)「社長席にだけ隕石が落ちないか」「自分が犠牲になって社長を殺せばみんなのためになるのではないか」と考えたこともあ
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