行政院(内閣)は19日、記者会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、人々の行動を追えるよう入店時に情報の登録を求める「実聯制」の新システムを発表した。国内感染拡大を受け、各店がそれぞれ導入していたが、統一されたシステムがなく、異なる店を訪れるたびに違う方法での登録が必要だった。今後は全国でシステムが統一され、手順も簡易化される。
スイス・ジュネーブにある世界保健機関(WHO)本部(2020年8月17日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【5月1日 AFP】米国務省のネッド・プライス(Ned Price)報道官は4月30日、新型コロナウイルス対策で台湾が成果を挙げていることを指摘し、世界保健機関(WHO)の最高意思決定機関である世界保健総会(WHA)に中国の反対を押し切って台湾を出席させるよう改めて呼び掛けた。WHOの年次総会、WHAはスイスのジュネーブで今月24日から開催される。 プライス氏はツイッター(Twitter)への投稿で、「台湾は、新型コロナウイルスの見事な制御と個人防護具(PPE)の寄付によって、世界の健康に大きく貢献している」と主張。「台湾には、この感染症との闘いに関する世界有数の専門家がそろっており、私たちは世界保健総会で台湾の話を聞く必要がある」と続けた。 ジョー・バイデン
新型コロナ禍が世界を襲うなか、封じ込めに成功したのが台湾である。蔡英文政権でデジタル担当大臣を務めるオードリー・タン氏は、近隣店舗のマスク在庫を把握できる「マスクマップ」の開発を主導したことで国内外から称賛された。国難を救った世界の知性が、台湾の新型コロナ対策の「勝因」を語る。 ※本稿は『Voice』2021年1⽉号より⼀部抜粋・編集したものです。 取材・構成・写真:栖来ひかり(台湾在住ライター) 自らドラえもんに扮して情報提供する大臣 ――(栖来)台湾では"唐鳳大神を召喚する"という言い回しがあります。日本でもいまあなたはとても人気で、まるで古代日本の行く末を占った卑弥呼の現代版のように、誰もがあなたの意見を聞きたがっています。そうした役割をどう感じていますか? 【タン】私の考え方を多くの人に広くシェアできるのは、もちろん嬉しいことです。このインタビュー記録も、PDIS(唐鳳オフィスのデ
世界中でコロナ禍がすすむ中で注目されているのが台湾だ。4月14日に、36日ぶりにコロナ感染者0人を発表。累計の感染者についても約400人にとどまっている。近隣諸国と比較すると少ない感染者数もさることながら、マスク対応が先をいっているのである。ICチップがついた保険証で「予約」することで99%手に入るし、逆に買い占めが絶対不可能という「Eマスク」システムを実施したのだ。 反面、日本では今もマスク騒動が続いている。早くから薬局をはじめ、多くの売り場からマスクが消え、メルカリやヤフオクで高額転売される事態となった。また、政府が全世帯に布マスクを配布することを決めると、SNSを中心に「アベノマスク」と揶揄する投稿が散見されるようになる。「布マスクを出品しないように」と、今度はメルカリからアナウンスされるなど、マスク騒動がおさまらない。 関連記事:新型コロナで世界が注目、IQ180の台湾女性IT大臣
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