ボリュームたっぷりの大作でありながら、1作目の発売(2005年12月)から3年3カ月という短期間に、計4タイトルものシリーズ作を世に送り出した「龍が如く」シリーズ。「『龍が如く』シリーズを作った開発環境 -ゲーム開発インフラ事例~『龍が如く』を支えた開発設備について」と題されたセッションでは、この驚異的な開発スピードを実現させた開発環境について、セガの藤本光伯氏が講演した。 やはり大切なのは、コミュニケーションしやすい環境作りとのこと。開発チーム「名越組」にいる約100人のスタッフは、全員が1フロアに集められている。これは実際に距離を縮め、情報伝達のスピードを上げるためだ。情報の共有には、Wikiやメーリングリストなどを活用する。ただし、BBSとメッセンジャーは、話がこじれることが多いため禁止とされ、直接顔をあわせて議論するルールを徹底しているとのこと。 次のポイントは、膨大なデータ量の処