トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 名古屋大、DNAを数秒で解析 「ナノツリー」で実現 Tweet mixiチェック 2014年6月11日 21時50分 従来は数十時間が必要だったDNA解析を数秒で行える技術を、名古屋大大学院工学研究科の馬場嘉信教授らのグループが開発した。ナノメートル(ナノは10億分の1)サイズの金属棒で木が枝を広げた形の構造物「ナノツリー」をつくり、枝の間に電流を通して、DNA試料からDNAの配列を読み取る。数年で実用化できる見込みで、病気の遺伝子診断などで活用が見込まれる。 DNAには4つの塩基があり、それぞれ電流を当てた際の反応が異なるため、その違いを利用してDNAの配列を読み取る。現在は、寒天のようなゲルに電気を流し、そこへ血液などのDNA試料を通して解析するが、その都度、試料に適する大きさのゲルを準備する必要があることなどから、数十時間