「博物館としてもやってきたから、展示できた」。富山湾大水槽前に置かれたリュウグウノツカイのはく製を前にそう語る稲村修さん=魚津市の魚津水族館で ▽魚のショー、環境見せる展示…工夫こらす 魚津水族館(魚津市)の三代目建物が開館する前年から水族館に勤務し、飼育技師や学芸員を経て、二〇一一年から館長を務めてきた稲村修さん(65)が三十一日付で退職する。おさかなショー、年報発刊、環境を見せる展示…。現在の館の基礎を築いた「ミスターうおすい」に歩みを聞いた。 (松本芳孝) 「開館前の冬は漁船に同乗させてもらって、三代目水族館の空いた水槽を埋める生き物を採っていた」。大学を出た一九八〇年七月に臨時職員として水族館勤務を始めた。同年十月末に二代目が休館になってからは三代目の開館準備にいそしんだ。
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ワサビの生産量が全国の市町村トップで、わき水などを活用した信州サーモンの養殖も盛んな長野県安曇野市が、その生産に欠かせない地下水を守る独自の取り組みを進めている。地下水の「貯蔵量」を割り出しながら、安定的な水位を保つために条例や基本計画を設けるなど、関連学会の評価も高い取り組みだ。 北アルプスの伏流水が流れ込み、犀川や穂高川、梓川など複数の河川が流れる同市は、以前から豊富な地下水に恵まれていた。ふんだんにわき出る地下水を使って栽培されるのが、同市の特産品のワサビだ。穂高地区を中心に、市内にはワサビを栽培する「わさび田」が点在する。 同市が地下水の保全に力を入れようと考えたきっかけが、2006年2月の衝撃的な出来事だった。 同市豊科南穂高にある「安曇野わさび田湧水(ゆうすい)群」は、環境省の「名水百選」に選ばれ、16年には名水百選の選定30周年を記念した同省の「選抜総選挙」で、4部門のうち2
岐阜県農業技術センター(岐阜市)などは、トマトの病気「灰色かび病」の感染リスクを全国で初めて数値化し、スマートフォンなどでリアルタイムに把握できる機能を開発した。危険と判定されてから48時間以内に温度や湿度などを改善することで発病のリスクを抑えられるほか、減農薬にもつながるという。 県内では、飛驒地域と西濃地域を中心に1年を通してトマトの栽培が盛んで、約300ヘクタールで約2万3600トンが収穫され、生産額は60億円にのぼる。 灰色かび病は、多くの作物に共通する病原菌で様々な部位に感染。果実や葉などを腐らせたり、感染の痕跡が果実に残ったりする。夏秋トマトを栽培する県内農場の9割で発生していて、薬剤散布だけでは防除が難しく、発病が減収に直結するため、対策が求められていた。 県は2019年度、農業技術センターや岐阜大学、民間企業などとプロジェクトチームを発足。農業技術センターでは、農場内に設置
チョウは一度に百個ぐらい卵を産むそうです。幼虫(アオムシ)は畑のキャベツを食べ、一カ月ほどで羽化します。半分がメスだとして、この五十匹がまた卵を産んでということを繰り返してネズミ算式に増えると、半年もすれば計百五十億匹を超えるチョウが高原一帯を舞うはずです。
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相次ぐ抗議の電話…街場に出没した熊、“殺処分”以外の方法はなかったの? 山に戻す方法もあるけれど〈声のチカラ〉 2日後、地区内の塩尻小学校の敷地で熊の足跡が見つかった。さらにその4日後には佐藤隆一さん(82)が自宅庭で熊のふんを見つけた。それから2週間ほどすると、小学校北側にあるクルミの木に熊が登り、実を食べている姿を住民が目撃した。猟友会員らが現場で周囲を取り囲んだが、逃げられた。 10月3日朝、春原ケサミさん(86)は1階の庭に面した窓のカーテンを開けると、目の前に熊がいて「思わず『父ちゃーん』と叫んだ」。隣で暮らす会社員大日方麻美子さん(52)は夕方に帰宅。庭のクルミの木が大きく揺れており、目を凝らすと熊が上っていた。この時も猟友会員らが取り囲んだが逃げられた。 「次はいつ出てくるのかと戦々恐々としていた」。熊の目撃情報を猟友会に伝えた自治会役員、早川潤さん(68)は、当時の地区内の
平素より株式会社長野日報社のホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、弊社ホームページを2024年4月15日(月)にリニューアルいたしました。 より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直しました。 これからもコンテンツの拡充を図りつつ、お客様に有益な情報を発信してまいります。 今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
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