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本に関するmmddkkのブックマーク (233)

  • [書評]日本語作文術 (中公新書:野内良三): 極東ブログ

    タイトルが冴えないけど「日語作文術 (中公新書:野内良三)」(参照)は良書だった。文章読の系統では新しい古典になるのではないか。レベルは一般向け。高校生が読んでもよいくらい。大学生や新社会人も読んでおくと、一生のお得。悪文を書き連ねている私がいうのもなんだけど、これ読むと、それなりに文章がうまくなることお請け合い。 文章読は数多くある。ありすぎる。人それぞれ信奉する良書もある。なので、どれが良書かという議論は、ご宗教みたいな話に堕しがち。どうぞご勝手に。私はある時期からあまりこだわらず、そのときおりの文章読を時代を読むように読むようになった。文章読自体を楽しむという趣向では「文章読さん江 (ちくま文庫:斎藤美奈子)」(参照)のような冷めた感じだ。文章というのは多面的で一冊の文章読ですべてを言い尽くせるものでもないし。 それでも信奉書に近いものはあって、平凡だが二冊。「日語の

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    mmddkk 2010/09/02
    『日本語の作文技術』と『理科系の作文技術』のエッセンス、プラスアルファという内容とのこと。
  • 金融再編残酷物語「システム統合の正攻法」

    Day2の大営発表。 Day2とは"Project Day 2"のことで、東京三菱とUFJの勘定系を統合させた、史上最大のプロジェクトだ。書は、日経コンピュータの記事を元に、Day2のケーススタディとして編纂されている。プロジェクトマネジメントとシステム統合の文字通り「生きた教科書」といえる。ただし鵜呑むのは禁止な、経営層の大営発表を元に作られているのだから。「涙の数だけ強く慣れるよ」(誤字ではない)とつぶやきながら読むべし。 Day2がいかにデカいかは、次の数字が物語る。 11万人月 2500億円 開発に3年 6000人の技術者 8万人のシステム利用者 比較のために添えておくと、みずほ銀行のシステム統合(2004.12完了)は9万人月、郵政民営・分社化に伴うシステム対応(2007.10完了)は、4万3000人月になる。Day2がいかにケタ違いであるかがよく分かる。これに加え、チーム

    金融再編残酷物語「システム統合の正攻法」
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    mmddkk 2010/05/12
    「プロジェクトとしては最悪の経営判断が下されていたにもかかわらず、成功させてしまった事例」
  • Amazon.co.jp: 古寺辿歴―古美術襍想 (1982年): 本

  • Amazon.co.jp: 大和古寺風物誌 (新潮文庫): 勝一郎,亀井: 本

    Amazon.co.jp: 大和古寺風物誌 (新潮文庫): 勝一郎,亀井: 本
  • マクニール「世界史」はスゴ本

    800ページで世界史を概観できる名著。 「シヴィライゼーション」という文明のシミュレーションゲームがある。暇つぶしのつもりで始めたのに、暇じゃない時間まで潰されてしまう危険なゲームだ。マクニール「世界史」もそう。それからどうなる?なんでそうなる?に次々と答えてくれる書は中毒性が高く、読むシヴィライゼーションといってもいい。 ゲームのように面白がれないが、ゲームのように熱中して、マクニール「世界史」の最新完訳版を読む。世界で40年以上にわたって読み続けられており、blog/twitter/tumblr でスゴいスゴいと噂には聞いていたが、たしかに素晴らしい。何が良いかっていうと、「眠くならない歴史」であるところ。 話は少しさかのぼる。流行に乗っかって教科書開いたはいいが、あれだね、睡眠導入剤として最適だね、山川世界史。パブロフのなんちゃらのように、開いた途端、急速に眠くなる。「メソポタミア

    マクニール「世界史」はスゴ本
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    mmddkk 2010/03/05
    「なぜ西欧が地球の覇者なのか?」「ユーラシアが横長で、アフリカ/アメリカが縦長だったから」
  • Amazon.co.jp: 白洲正子 十一面観音の旅 奈良・大和路篇 (別冊太陽 太陽の地図帖 1): 青柳恵介: 本

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    mmddkk 2010/03/01
    話題の白州正子のムックを立ち読み。意外にあまり紹介されない法起寺や法輪寺等の十一面観音が載っていたのが良かった。 #butsuzo
  • わかりにくい沖縄「だれにも書かれなくなかった戦後史」 - 深町秋生の序二段日記

    沖縄についてちょっと調べる必要があり、佐野眞一の分厚いハードカバー「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」を購入。おしっこ漏れるぐらいにおもしろかった。 ダイエーの隆盛と衰退を通して戦後を描いた「カリスマ」や読売グループの首領正力松太郎を取り上げた「巨怪伝」も同様におしっこ漏れるぐらいにおもしろかったわけで、もっと早く読んでいたらと後悔さえ覚えた。発売から一年以上経っているけれど、かなりベストセラーだったらしく、私が購入したやつは六刷だった。 そもそもテレビが取り上げる沖縄はたいてい退屈だった。とくに故・筑紫さんの「ニュース23」がひどく、嬉しそうに彼が沖縄について語り出そうとするところでチャンネルを変えた。青い海をバックに、平和そうな顔をした沖縄の人がサンシンを引いて陽気に踊る。のんびりやろうぜ。あと戦争はよくない。なんたって激戦地となった悲劇の島だ。今も米軍が我が物顔でしきっている。

    わかりにくい沖縄「だれにも書かれなくなかった戦後史」 - 深町秋生の序二段日記
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    mmddkk 2010/02/03
    これはすごい…。
  • 子どもがすべき50の危険なこと - Radium Software

    Fifty Dangerous Things (You Should Let Your Children Do) 作者: Gever Tulley,Julie Spiegler出版社/メーカー: Tinkering Unlimited発売日: 2009/12/11メディア: ペーパーバック購入: 10人 クリック: 943回この商品を含むブログ (2件) を見る この "Fifty Dangerous Things (You Should Let Your Children Do)" (「子どもがすべき50の危険なこと」)は, Kevin Kelly (Wired の創始者の一人として有名な編集者)のブログで紹介されていたものだ。このには,例えば「指を接着剤で貼り合わせてみる」だとか「9V電池を舐めてみる」だとか,そういった「あまり深刻ではない,ちょっと危険なこと」が50項目載せられて

    子どもがすべき50の危険なこと - Radium Software
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    mmddkk 2010/01/26
    「「指を接着剤で貼り合わせてみる」だとか「9V電池を舐めてみる」だとか」よさげな本。
  • Amazon.co.jp: ポラーノの広場 (新潮文庫): 賢治,宮沢: 本

    Amazon.co.jp: ポラーノの広場 (新潮文庫): 賢治,宮沢: 本
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    mmddkk 2010/01/10
  • 面白いと思った小説かぁ - finalventの日記

    ⇒VIPPERな俺 : お前らが生涯で最も面白いと思った小説書いてけ、買うから 死ぬことと見つけたり〈上〉 (新潮文庫): 隆 慶一郎 死ぬことと見つけたり〈下〉 (新潮文庫): 隆 慶一郎 孫子〈上〉 (講談社文庫): 海音寺 潮五郎 孫子〈下〉 (講談社文庫): 海音寺 潮五郎

  • タイラー・コーエン『インセンティブ』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    原書を読んでいまして、御を頂戴したにもかかわらず、読むのにちょっと時間がかかってしまいました。どうもありがとうございました。ブログ界で多彩な引き出しをもつ経済学者と知られるコーエンの邦初登場の著作です。彼のブログや様々な雑誌での投稿などが書の基礎になっています。テーマは金銭的なインセンティブという経済学が通常重視するもの以外に、人々の行動を規制する多様なインセンティヴ(文化的なもの、信条的なものなど)を含めて、会議の仕方、デートの方法、便器の上げ下げ、ソ連経済の破たんの原因、子どもの器片付け、セックスが多いほど幸福感が増すのになぜ人は一生懸命にセックスに励まないのか、など様々なテーマを料理していきます。 コーエンのいくつかの専門論文や著作のエッセンスも巧みに導入されていて、コーエン経済学の入門としても最適でしょう。例えば 1 アメリカの美術館は寄付金で運用されているので、美術館は観

    タイラー・コーエン『インセンティブ』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • [書評]自由はどこまで可能か―リバタリアニズム入門(森村進): 極東ブログ

    副題に「リバタリアニズム入門」とあるが書「自由はどこまで可能か(森村進)」(参照)は、学術レベルに対する入門という意味合いで、内容はかなり濃く、いわゆる新書にありがちな入門書ではない。 後半になると著者森村氏の見解がやや突出する違和感があるが、総じて現代のリバタリアニズムを俯瞰して理解するには最善の書籍と言える。その分、簡単には読めない。不必要に難解な書き方も悪しき学術的な書き方もされてなく読みやすい文体なのだが、一見簡素な思想に見えるリバタリアニズムが投げかける質的な課題を考えつつ読むことが難しい。 何度も繰り返し読むに耐える書籍でもある。出版は2001年と古く、やや現代の古典といった風格もあり、この間のリバタリアニズム思想の展開も気になるところだが、とにかく書を出発点にしないことには話にもならないだろう。 リバタリアンとは何か。書は、類似または対比される思想的立場との違いを次の

  • 50歳までに読んでおいてよかった本? - finalventの日記

    inspired by 404 Blog Not Found:40歳までに読んでおいてよかった40作 なんだろ。 私は、毎度言っているけど社会的には人生失敗したなぁというクチなので、あれ読んでおいておくと、人生成功してよいよというなは、原理的にない。なんとか苦しいなか生きるよすがになったというのはある。これらはすでにブログとかにも書いている。まあ、その手の話題にするとリスティクルにはならない。 小林秀雄が言っていたことで、正確な言葉ではないけど、全集を隅から隅まで読みなさいというのがあった。たしかにそういうのはある。それに類することでいえば、私は、小林秀雄、山七平、吉隆明、をかなり読んだ。吉は社会に出てからだが、小林や山は10代からずっと読んでいる。この三人については早世ではないので、自分が年を取るごとに、読みの深みが出てきて、学恩というのでもないが、書籍を通して知る師への感謝

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    mmddkk 2009/08/17
    『徒然草』『シッダールタ』
  • 「社長さん、会社を潰したくないなら、バカみたいに現金にこだわりなさい!」 | isologue

    これは、「すごくいい」だと思います。 タイトルや内容は、一見、「コテコテのオッサン系中小企業の不況乗り切りノウハウ集」に見えますが、実は非常に普遍的な経営の話であり、それがまたすごく「熱く」語られてます。 もちろん、「経営が苦しくなりはじめた社長さん」が読んで非常に役に立つでもありますが、上場企業の社長が読んでもいいし、成長途中で順風満帆のベンチャー企業も読むべきです。 — ビジネスというのは、原初的には「現金をいかに獲得するか」ということにつきるわけですが、歴史的には「利益」概念が拡張されていくうちに、なんかビジネスの大事な部分がピンぼけになってきちゃったんじゃないかと思います。 このは、それに「喝!」を入れてくれると思います。 よく、これからビジネスをはじめようという人やベンチャー企業の経営者などに、 「会計や財務のことを勉強するのに何かいいはありませんか?」 と聞かれるのです

    「社長さん、会社を潰したくないなら、バカみたいに現金にこだわりなさい!」 | isologue
  • Amazon.co.jp: 壊れても仏像: 文化財修復のはなし: 飯泉太子宗: 本

    Amazon.co.jp: 壊れても仏像: 文化財修復のはなし: 飯泉太子宗: 本
  • 【レビュー・書評】伊勢神宮―魅惑の日本建築 [著]井上章一 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    伊勢神宮―魅惑の日建築 [著]井上章一[掲載]2009年6月28日[評者]柄谷行人(評論家)■日固有なのか その通念を否定 伊勢神宮は、その簡素な白木の建物と、式年遷宮(20年ごとに造り替える)で知られている。しかし、これをたんに建築としてだけ見ることはできない。伊勢神宮は明治以後国家神道の中心となったわけで、政治的な意味が今もまといついているからだ。にもかかわらず、それだけで片づけることができない何かが伊勢神宮という建築にある。建築の様式や技術として見た面と、宗教的・政治的に見た面が複雑にからまりあっている。伊勢神宮が建築史学界の争点となってきたのはそのためだ。書は、これまでの錯綜(さくそう)した議論を根的に解きほぐし、とらえなおしている。 一般に、伊勢神宮には、仏教伝来以前の日に固有の建築様式が保存されていると考えられている。このような通念をもたらしたのは、伊東忠太だといって

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    mmddkk 2009/07/05
    評者: 柄谷行人
  • 音楽と科学が好きな人におすすめ-This Is Your Brain on Music: The Science of a Human Obsession

    洋書ファンクラブ は、4月に youshofanclub.com に移動しました。 トップページのお知らせリンクから訪問してください。 Daniel J. Levitin 2006初版 322 ページ 出版社:Penguinグループ ノンフィクション/音楽/神経心理学/神経科学 まず著者のDaniel J. Levitinの経歴が興味深い。 最初のキャリアは音楽業界のインサイダーである。セッション・ミュージシャン、サウンド・エンジニア、レコード・プロデューサーとして、スティービー・ワンダーやブルー・オイスター・カルトといったミュージシャンたちと仕事をしたことがある。 驚くのはその後のキャリアだ。 音楽の世界を去った後に神経科学者になり、現在ではMcGill大学のMusical Perception, Cognition, and Expertiseのラボの責任者を務めている。 このは、音

  • 「けいおん!」のために8万円のヘッドフォン買ってもいいじゃないか~『大人のための新オーディオ鑑賞術』 たくき よしみつ著(評者:工藤 敏明):日経ビジネスオンライン

    「けいおん!」というテレビアニメがある(先月、関東地方では放送終了)。ある女子高の軽音部が舞台のいわゆる萌えアニメで、主要キャラのひとりが使っていたAKGの高級ヘッドフォンK701がバカ売れした。 「8万円のヘッドフォンでアニソン聴くの?」「劣化圧縮ファイルの音を満喫してください」「パソコンにつないでも意味ねーだろw」 などなど、ネット上では、購入者と想定されるアニヲタたちに容赦ない悪罵が浴びせられた。 書によれば、AKGに限らず3万円以上するような高級ヘッドフォンならば、パソコンのヘッドフォン出力や携帯プレイヤーにつないだとしても、やはり安物と比べれば別次元の再生音らしい。 ただし、高級ヘッドフォンの再生能力に比してパソコンやケータイの内蔵アンプは非力だから、〈せめて専用オーディオアンプヘッドフォン端子を通すぐらいのことはしてあげたい〉。 こんな具合に、書は書名が示すとおりのオーディ

    「けいおん!」のために8万円のヘッドフォン買ってもいいじゃないか~『大人のための新オーディオ鑑賞術』 たくき よしみつ著(評者:工藤 敏明):日経ビジネスオンライン
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    mmddkk 2009/07/01
    REX-Link2が良いらしい。
  • 梅田望夫進化論 - モジログ

    先日ITmediaに載った梅田望夫インタビューがすごい反響だ(はてなブックマークのページから、関連ページが辿れる)。特にネガティブな反応が実に多くて、これは私もひとこと書いておきたいと思ったので、書くことにする。 最初に結論を書くと、「梅田望夫はだんだん自然体になっている」んだと私は思う。いまの梅田さんのほうが、おそらく来の梅田さんの姿だ。 『ウェブ進化論』のときの梅田さんは、主にネット側(「あちら側」)に立って、そこからリアル側(「こちら側」)を「啓蒙」する立場だった。 当時の日では、いまよりもネットに対する疑いやマイナスイメージがまだ強かったし、グーグルの圧倒的な強さやその意味なども、一般レベルではそれほど知られていなかった。この状況で、『ウェブ進化論』はグーグルをはじめとするウェブの新技術、それが切りひらく新しい社会を一般に知らしめるという役割があった。だからここでの梅田さんは、

    mmddkk
    mmddkk 2009/06/08
    梅田さんの苦悩がよく分かる良記事(実際そうなのかは分からんが)
  • [書評]あなたの人生の物語(テッド・チャン): 極東ブログ

    「あなたの人生の物語」(参照)は、中国系二世の米国人SF作家テッド・チャンの短編集で、ネイチャー誌に掲載されたショートショートを含め、8編の作品が収録されている。どれも米国のSFコンテストの賞を得ている佳作ぞろいである。 寡作の作家らしく、実質書以外の著作はないようだ。もしかして日で編集された選集ではないかと疑い、英書探すと「Stories of Your Life and Others(Ted Chiang)」(参照)があり、邦訳はそれに準じたのものようだ。 私は書を、その評価もテッド・チャンという作家についても何も知らないで読んだ。勧められたわけでもなかった。とある書店でたまたま偶然に出合った。魅惑的な書名に惹かれたわけでもなかった。その経験はうまく言い難い。読後は、ネットでよく言われる「お前は俺か」という感慨を持った。私と似たようなへんてこな思索課題に取り憑かれ、似たように展開