工事中の地下鉄トンネル上部の地盤が割れ、地面とトンネルを通す岩盤層の間にあった地下水や土砂が坑内に流れ込み、上部地盤が崩落[1] 2023年3月に設置された事故発生地の記念碑 事故発生地点(2024年撮影) 博多駅前道路陥没事故(はかたえきまえどうろかんぼつじこ)は、2016年(平成28年)11月8日に福岡県福岡市博多区の博多駅前2丁目交差点付近で発生した陥没事故である。 当時、福岡市地下鉄七隈線延伸工事が行われており、当該工事が道路陥没の原因となったと推定されている[2]。福岡市地下鉄七隈線延伸工事中の陥没事故はこれで3回目だった[3] 。 大規模な地盤崩落事故だったにもかかわらず、犠牲者が1人も出なかったこと、また復旧工事が発生後わずか1週間で完了したことから、日本国内以外にも世界各国の放送局など、多くのメディアに取り上げられ、注目を浴びた。 経緯[編集] 午前4時25分ごろ、博多駅の