フランス議会は4日、憲法に女性が人工妊娠中絶を選ぶ自由を含める改正案を可決した。憲法に中絶権が明記されるのは、世界で初めて。 議会はこの日、1958年制定の憲法に女性の「保障された自由」として中絶を明記する改正案について投票。賛成780票、反対72票の圧倒的多数で可決すると、議員らはスタンディングオベーションで結果を歓迎した。
フランス議会は4日、憲法に女性が人工妊娠中絶を選ぶ自由を含める改正案を可決した。憲法に中絶権が明記されるのは、世界で初めて。 議会はこの日、1958年制定の憲法に女性の「保障された自由」として中絶を明記する改正案について投票。賛成780票、反対72票の圧倒的多数で可決すると、議員らはスタンディングオベーションで結果を歓迎した。
かつて日本がこんなに「自由」だと感じたことがあったでしょうか――。 やっと日本に"帰って"来ることができました。日本は、25年以上前、初めて来てから私が自然と受け入れることができた国(それとも私を受け入れてくれた国と言ったほうがいいでしょうか)です。それなのに、今年3月にフランスに発ってからというもの、ここ何カ月も日本に戻って来たくても、なかなかそれがかないませんでした。なぜなら日本は永住権を持っている、私のような外国人にさえ門戸を閉ざしてしまっていたからです。 これではまるで鎖国をしていた江戸時代と同じ。やはり日本は島国だったのだ……と思ったのもつかの間、11月にさまざまな手続きを経て、ようやく日本に戻ってくることができました。そして、とても奇妙なことに、ここ日本でこれまでにないほどの自由を感じているのです。 どうやって入国したか その前に、どうやって日本に入国できたのかをお話ししましょ
フランス首都パリで、記者会見に臨むアンヌ・イダルゴ市長(2020年10月29日撮影、資料写真)。(c)NICOLAS MESSYASZ / POOL / AFP 【12月16日 AFP】フランスのパリ市がこのほど、市当局の管理職に女性が多すぎたという理由で、罰金が科せられたことが分かった。女性市長のアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)氏は15日、この決定を「ばかげている」と冗談めかして批判した。 仏公共変革・公務員省は、パリ市の2018年の人事が、男女比を定めた規則に違反していたとして罰金9万ユーロ(約1140万円)の支払いを求めた。 イダルゴ氏は市議会で「罰金を科せられたと発表できることをうれしく思う」とし、これを知った時は「喜び」でいっぱいになったと述べた。2018年にパリ市の管理職に女性11人、男性5人を配属し、管理職の69%が女性になったことを責められたという。 社会党に所
9月13日、世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスが勝負所のアルプス山岳地帯に入った。選手たちを応援する観客が、今年は誰もいない。PCR検査で大会委員長と出場チームのスタッフ4名が陽性となり、ゴール地点での観戦が初めて禁止されたのだ。 新型コロナウイルスの第2波に襲われているフランス。12日に1日あたりの新規感染者数は過去最多の1万561人に達した。 「(コロナの流行は)明らかに悪化している」 カステックス首相はそう警告。今ではマスク着用を商店や公共交通機関、路上だけではなく、職場でも義務づけられ、違反者には135ユーロ(約1万7000円)の罰金が科せられる。感染経路追跡要員をさらに追加し、週100万件のウイルス検査も行われている。 今年7月に就任したカステックス首相 ©共同通信社 フランスで最も厳しい全国外出規制が実施されたのは、3月17日から5月11日。マクロン大統領は「総力戦
フランスでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月半ばから厳格な外出禁止令が出されたが、早くも1週間目には家庭内暴力(DV)が約35%増加したという。そんなフランスでは、約2日に1人の割合で、女性が夫や恋人などに殺される“Féminicide(フェミニシッド)”(「女性殺人」の意、英語では「フェミサイド」)が起きており、欧州でも1、2位を争うほど多い。近年、フランスで注目を集めるようになったフェミサイドについて、30年以上フランスに住むジャーナリストのジャーナリスト、プラド夏樹さんがリポートする。 ほかの殺人とは違う「フェミサイド」 筑波大学からフランスに留学していた黒崎愛海さんが2016年から行方不明になっていた事件で7月24日、元交際相手のニコラス・セペダ・コントレラス容疑者の身柄が、チリからフランスに移送された。現地の報道によると、同容疑者は黒崎さんに宛てて「病的な嫉妬心と所有
フランス・パリにあるルーブル美術館のピラミッド前で待つ人々(2020年2月28日撮影、資料写真)。(c)Thomas SAMSON / AFP 【3月2日 AFP】新型コロナウイルスの感染が欧州で拡大し、世界の死者数が3000人に近づく中、フランスの首都パリにあるルーブル美術館(Louvre Museum)は1日、休館した。 【写真特集】ルーブル美術館の象徴「ピラミッド」 新型コロナウイルスの感染者数は現在、8万8000人を超え、感染者の国の数は世界で60か国余りとなり、昨年末に最初に発生した中国から大きく拡大している。 世界で最も来館者数が多いルーブル美術館は、ウイルスへの懸念から職員らが出勤を拒否したため、1日、休館。公式ウエブサイトで「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。状況が変わり次第お知らせいたします」とした。 130人の感染者と2人の死者が出ているフランスでは、5000人を超え
黒枠のラベルは、コンテンツホルダー自身が付与したものです。グレー枠のラベルは本文解析で自動付与されたものです。 【パリ共同】フランスのベラン保健相は29日、国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、室内など閉鎖空間で5千人以上が集まるイベントを禁止する政府方針を発表した。 屋外イベントも、感染拡大が疑われる地域の人々と交わる可能性のある場合は禁止する方針。3月1日にパリで予定されていたハーフマラソンなどを中止すると明らかにした。 国内の感染確認者は29日、73人に増加。特に多い北部オワーズ県と南東部オートサボワ県では全ての集会を禁止した。
仏パリ連続襲撃事件の現場の一つとなったコンサートホール「バタクラン」付近で遺体を運ぶ作業員ら(2015年10月14日撮影)。(c)AFP/KENZO TRIBOUILLARD 【11月14日 AFP】仏首都パリ(Paris)で13日夜に起きた連続襲撃事件を受け、同市とその周辺地域では来週19日までデモの開催が全面的に禁止されることになった。警察が14日、明らかにした。 パリ警視庁のミシェル・カド(Michel Cadot)総監は声明を発表し、13日の事件を受けて市当局は「個々のデモや集会の安全を確保することができない」と述べた。今回の同時襲撃事件では少なくとも128人が死亡、250人以上が負傷した。(c)AFP
フランス首都パリのナシオン広場近くで、全国から集まった農家らのトラクターによって封鎖される道路(2015年9月3日撮影)。(c)AFP/THOMAS SAMSON 【9月4日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)で3日、全国から集まった農家数千人が1500台以上のトラクターで道路を封鎖し、農作物の価格下落や経費急増が生活を苦しめているとして、政府に新たな支援を求めた。 農家らはここ数か月にわたり、主要都市を封鎖したり、肥料や腐った野菜を道路に遺棄したり、豚をスーパーマーケットの通路に走らせたりする抗議活動を展開してきた。政府は7月、税金免除など6億ユーロ(約800億円)の金融支援策を発表したが、農家らは不十分と反発していた。 今回の抗議活動を受け、マニュエル・バルス(Manuel Valls)首相は3日、環境保護のための規制における「配慮」や、経営不振農家に対する債務返済免除など850
仏エリゼ宮(大統領府)でのレジオン・ドヌール勲章授章式。左からクリス・ノーマンさん、アンソニー・サドラーさん、フランソワ・オランド仏大統領、スペンサー・ストーンさん、アレク・スカラトスさん(2015年8月24日撮影)。(c)AFP/MICHEL EULER 【8月24日 AFP】フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は24日、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)発、仏パリ(Paris)行きの国際高速列車の車内で21日に武装したモロッコ人の男を取り押さえた米国人3人、英国人1人に対し、エリゼ宮(Elysee Palace、仏大統領府)で同国最高の勲章レジオン・ドヌール(Legion d'Honneur)を授与した。 容疑者を取り押さえ「英雄」と称賛されている3人の米国人男性は、休暇を利用して欧州を旅行中だった米空軍兵士のスペンサー・ストーン(Spence
「経済に着目するならドイツが欧州最強の国だが、人口統計に着目するならフランスが欧州最強の国となる」 このようなことが冗談めかして語られるほど、フランスの出生率は、ほかの欧州諸国に比べて高い。フランスの2014年の合計特殊出生率(女性1人当たり一生涯に産む子供の数)は2.01。親の世代と子の世代が1対1で置き換わる水準の2.1に近い数字になっている。 一方、EU加盟28ヵ国全体の出生率は1.58と低い。とりわけ出生率の低下が深刻なのがスペインやポルトガル、イタリアといった地中海諸国だ。「カトリックの国は多産」というイメージがあるかもしれないが、じつはこれらの国の出生率は1.3~1.4ときわめて低い。ドイツ語圏(ドイツ、スイス、オーストリア)や旧共産圏(ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー)も出生率の低さが目立つ。 フランスは、もともと出生率が高かった国ではない。70~80年代には、出生
仏南東部セシューで、3Dプリント技術で製作された義手を利用するマクサンス君(2015年8月17日撮影)。(c)AFP/JEFF PACHOUD 【8月18日 AFP】フランス南東部セシュー(Cessieu)在住のマクサンス(Maxence)君(6)は、生まれつき右手が不自由だった。そんなマクサンス君が17日、スーパーヒーローの「手」をもらい受けた。近年、3Dプリント技術を利用した義肢の製作が広がっている。 母親のビルジニー(Virginie)さんは「スーパーヒーローみたいな手をもらうんですよ、色は息子が選びました。好きな時に外すこともできます」「校庭で友達と楽しく遊べるでしょうね」と話した。 マクサンス君の義手は、米財団「e-NABLE」を通じて提供された。同団体は2013年から、3Dプリンターの所有者と、指や手の不自由な子どもたちがいる家庭を結び付ける活動などに取り組んでいる。 同財団を
仏パリ郊外にある、ディズニーランド・パリ(2012年3月31日撮影)。(c)AFP/THOMAS SAMSON 【7月29日 AFP】欧州連合(EU)は28日、ディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)がEUの法律に違反し、特定の国からの来場者に不当に高い値段を請求している疑いがあるとして、調査中であることを明らかした。 欧州委員会(European Commission)は、仏パリ(Paris)の東にある同テーマパークに対する複数の苦情を受けたとしている。 これとは別に数日前には、欧州委員会が、消費者の不公平な扱いに対する広範囲な取締りの一環として、ディズニーや他の米ハリウッド(Hollywood)のスタジオ数社を調査対象にしていることが明らかになった。 英経済紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times、FT)は、欧州で最大のテーマパーク、ディズニーランド
仏北部カレーのフレタンにある英仏海峡トンネルのフランス側ターミナルから英国行きシャトルを目指して侵入し、線路を歩く移民たち(2015年7月28日撮影)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN 【7月29日 AFP】フランスの沿岸都市カレー(Calais)にある英仏海峡トンネル(Channel Tunnel)のターミナルに28日夜から29日未明にかけ、英国への入国を試みる移民が少なくとも1500人殺到し、1人が遺体で見つかった。仏警察筋が29日、AFPに明らかにした。 同ターミナルには前日にも約2000人の移民が押し寄せ、「過去1か月半で最大の侵入の試み」だと伝えられていた。 警察筋によると、遺体で発見されたのは海峡横断フェリーから下船したトラックにひかれたスーダン系の男性で、25~30歳とみられている。 6月以降、英仏海峡トンネルのターミナル周辺で死亡した移民は9人目。29日は夜が明
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