「焼き肉」の痕跡が見つかった、南アフリカ北部のワンダーワーク洞窟=米科学アカデミー紀要提供 100万年前の焼き肉の味は――。人類が草木を燃やして肉を焼く料理をしていたとみられる証拠が南アフリカの洞窟で見つかった。米国やカナダなどの研究チームが2日付の、米科学アカデミー紀要に発表した。これまでより30万年ほどさかのぼる発見という。 研究チームは、南アフリカ北部にある奥行き約140メートルの洞窟で地面を掘り、採取した土を薄切りにして顕微鏡で観察。植物の灰と燃えた骨を見つけた。どのように火をおこし、どのような動物の肉を食べたかはわかっていない。骨や土の変化を調べたところ、500度前後で加熱されているものが多かった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必要です。購読申し込みログインする今なら最大2カ月無料!サービスのご紹介はこちら関連記事3億年前、森の様子は 中国北部、