特許庁は17日、特許の審査期間を大幅に短縮する「スーパー早期審査制度」の第一号として、慶応大が今月1日付で出願した水中の有害金属検出技術を特許に認定したと発表した。同庁によると、17日間での特許認定は世界最速という。 現行の特許審査は通常2年半以上かかり、1986年に導入した早期審査制度でも平均5.9カ月要している。同庁は企業が発明の事業化を急いだり、模倣品対策を取る場合に備え、審査のさらなる迅速化が必要と判断。事業化済みか2年以内の事業化を予定し、海外でも特許出願済みであることを条件に最優先で審査する制度を試験導入した。 【関連ニュース】 ・ 〔写真特集〕日本人ノーベル賞受賞 ・ 〔ビジュアル解説〕日本人ノーベル賞受賞者 ・ 日本の高等教育力、世界6位=大学トップ200に10校-英情報会社 ・ 特許協力の強化で合意=審査官交流やデータベース共有-日米 ・ 特許審査期間を短