ニューヨーク映画祭で高く評価された、名作映画として名を残すであろう本作品であるが、映画よりもむしろビデオアートに近い。非常に難解で何がテーマであるのかよく判らないのだが、どうやらゴダールの最近の飯の種のようだ。感覚的体験に訴えかける本作品は、3Dでしか味わえない最初の傑作と言えるだろう。 Goodbye to Language 3D Official Trailer 1 (2014) - Jean-Luc Godard Drama HD 2. マシュー・バーニー―『リバー・オブ・ファンダメント』 アメフトの特待生、モデル、有名人の夫など様々な顔を持つマシュー・バーニーは、コンテンポラリー・アートの代表的な作家の1人だ。普段意識されることのない国民的な強迫観念を擬人化する彼の作品は、アメリカの暴力的で野心的な側面や、上辺だけの実情を浮き彫りにする。ここでは神経症的なシステムが人々の生活を支配