目白駅で誤使用された「屋内用」留め具。下部が劣化して破損している=JR東日本提供 JR埼京線などで23日夜に起きた停電トラブルで、JR東日本は24日、目白駅(東京都豊島区)に設置された通信用ケーブルの留め具を誤使用していたと発表した。屋内用を屋外で使用したため劣化が進んで破損。ケーブルが垂れ下がり、通りがかった列車が切断して停電に至ったという。 国土交通省関東運輸局は同日、JR東に再発防止策を徹底するよう口頭で指導した。 JR東によると、目白駅では、外気に触れる駅舎天井部に高速無線通信サービス「WiMAX(ワイマックス)」のケーブルが設置されているが、留め具はすべて屋内用だった。昨年2月までに工事を実施した関連会社のミスだった。屋内用も屋外用も合成樹脂製の留め具だが、屋内用は紫外線などで劣化しやすいという。 ケーブルの落下防止策として、留め具は1カ所に二つ付けられていたが、ともに破