タグ

ブックマーク / science.srad.jp (25)

  • 熱エンジンについて、「効率を上げると出力が下がる」ことが証明される | スラド サイエンス

    慶應義塾大学理工学部の齊藤圭司准教授らが熱エンジンについて、「効率を上げると出力が下がる」ことを証明したそうだ(慶應大学の発表、PHYSICAL REVIEW LETTERS掲載論文)。 熱エンジンは、熱を動力などの別のエネルギーに変換するシステム。受け取った熱のうちどれだけを変換できるかは「効率」、単位時間当たりにどれだけのエネルギーを出力できるかは「仕事率」と呼ばれるが、今回の研究成果では効率を高めようとすると仕事率が低下することを示す関係式を導出できたという。これにより、効率を高めるほど単位時間当たりに得られる最大出力は低下するということが示されたという。 熱力学においてはいくつかの法則が発見されているが、今回の成果はそれに加わる新たな法則となる可能性があるという。

    熱エンジンについて、「効率を上げると出力が下がる」ことが証明される | スラド サイエンス
    north_god
    north_god 2016/11/02
    まとまった熱になる前に片っ端から変換されてしまうから、ということかしら?
  • 社会主義に長く晒されていると、ズルするようになるという実験結果 | スラド サイエンス

    ミュンヘン大学とデューク大学の研究チームが合同で行った実験によれば、社会主義はモラルにゆるみを生じさせることが分かったとのこと(Economist、Slashdot)。 実験では、被験者としてベルリンの住民から任意に250人を選出し、サイコロを40回振らせて、数字の合計が最も大きい人を勝者とするゲームを行った。このゲームでは、サイコロを降る前にサイコロの上面か下面どちらかを選び、振ったあとに指定した面の数字が自分の得点となる。しかし、どちらの面を選んだのかを申告する必要はなく、たとえば、当は上面の数を選んでいたのに数の大きい下面の数を記録するという「ズル」が可能となっていた。正直に申告を行えば、4や5、6と同様の頻度で1、2、3という数が記録されるはずだが、実験の結果、被験者の中にはズルしたのではないかと疑わしくなるほど大きな数ばかりを記録する人がいたという。 ゲームの終了後、被験者らに

    north_god
    north_god 2014/07/24
    456サイ
  • 名古屋港水族館、マイワシの水槽に天敵クロマグロを投入 | スラド サイエンス

    名古屋港水族館には黒潮の環境を模した水槽があり、マイワシの群れが渦状になって餌に群がる「マイワシのトルネード」と呼ばれるものが売りとなっている。黒潮の流れる沖合ではマイワシの隠れる岩陰などが無いため、マイワシたちが集団となって敵から身を守る習性があることから見られる現象である。 しかし水槽内では敵に襲われる心配がないという緊張感の無さからか、最近は群れからはぐれて一匹で泳ぐマイワシが目立つようになった。そこで、そんなマイワシたちに活を入れるため、名古屋港水族館は 28 日よりマイワシのいる水槽に天敵クロマグロ 15 匹を投入することを決定した (朝日新聞デジタルの記事より) 。 水槽の暖流に浸かったマイワシたちに自然界の厳しさを教える、それが名古屋港水族館の選択らしい。

    north_god
    north_god 2013/03/29
    すべては運命石の扉(の選択のままに
  • 脾臓は白血球の一種の巨大な貯蔵庫。新たな役割が研究で明らかに。 | スラド サイエンス

    日ごろあまりクローズアップされることのない脾臓だが、白血球の一種である単球の巨大な貯蔵庫という重要な役割を担っていることが明らかになったそうだ (家 /. 記事より) 。 単級は白血球細胞のなかで一番大きい細胞で、細菌などの異物を取り込み消化し免疫反応を刺激する働きをもっている。脾臓には血液を流れる単球を超える大量の単球が貯蔵されており、心臓発作や大怪我などの際にはその大量の単球を血液内に放出しているという。これは軍隊に例えると常備部隊にあたり、常備部隊 (脾臓に蓄えられた単球) がいることで必要なときに戦闘部隊 (もともと血液を流れている単球) をどこかに集結させる必要がなくなるという。 交通事故などで回復不能と判断された場合などは脾臓を摘出する場合もあるが、脾臓を摘出すると早死にのリスクが高まるとの報告もある。今回の研究からも脾臓摘出は従来考えられたよりもリスクが高いのではないかと考

  • マラリアの「ワクチン」を蚊によって媒介させる実験 | スラド サイエンス

    ストーリー by hayakawa 2009年08月02日 7時34分 マラリア流行地域に行く予定のある方は、この「マラリアワクチン蚊」のいる部屋で24時間お過ごしください 部門より 家/.orgの記事より。 Associated Pressによれば、マラリアの「ワクチン」を蚊に媒介させる実験が行われたそうだ。記事によるとその効果は明らかで、ワクチン接種を受けたグループ(10人)は100%免疫を獲得し、そうでないグループ(5人)は免疫の獲得ができなかったとのこと。 今回「ワクチン」とされたものは放射線照射して病原性を抑えたマラリア原虫で、これによって人間の免疫機構をトレーニングし、普通のマラリア原虫に対する抵抗性が得られるとのこと。マラリアの治療薬は副作用が強かったり、耐性原虫が出現したりしていたため、よく効くワクチンの開発は強く望まれているらしい。

    north_god
    north_god 2009/08/03
    "普通、放射線を照射された生き物は、巨大化したり放射線を吐いたりするようになる"
  • 人工衛星衝突による宇宙ゴミでハッブル宇宙望遠鏡の修理がピンチに | スラド サイエンス

    今月10日に起きた米ロの人工衛星衝突により、ハッブル宇宙望遠鏡の修理に影響が生じる恐れが出てきた(家記事より)。 ハッブル宇宙望遠鏡修理のミッションでは、以前から宇宙ゴミ衝突の問題が指摘されており、「壊滅的な衝突」のリスクはNASAの通常の許容範囲を超えるものであったそうだ。ジョンソン宇宙センターの軌道デブリ専門家であるMark Matney氏によると、以前計算された衝突リスクは1/185であり、「容認できない域に非常に近い」レベルだったそうだが、今回の衝突によって発生した宇宙ゴミによってさらに危険な確率になってしまったとのこと。NASAがミッション続行を決断するのには1~2週間かかるとのことで、続行が決まった場合、シャトル「アトランティス」によるハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションは5月中旬頃に行われるという(wired.comの記事)。 衝突前でも1/185とはずいぶんと高い確率で驚きで

  • 人工衛星同士の衝突事故発生 | スラド サイエンス

    時間 2 月 12 日 1 時 55 分、イリジウム社の通信衛星「Iridium 33」 (560 kg, 1997 年打ち上げ) と、ロシアの通信衛星「Cosmos 2251」 (900 kg, 1993 年打ち上げ) がシベリア上空 790 km の軌道上で衝突した (家 /. 記事, SPACE.com の記事, sorae.jp の記事, asahi.com の記事) 。Cosmos 2251 は稼働状況になかったという。 スペースデブリと人工衛星の衝突や、衛星破壊兵器のような意図的な衝突 (/.J 記事) を除けば、人工衛星同士の衝突はこれが初めてとのこと。今のところ、国際宇宙ステーション (ISS) への影響は無いが、衝突によって、軌道上で多数のスペースデブリが生じ、他の衛星に影響を与える可能性がある。「衝突から 12 時間が経過したが、軌道上のデブリ数は 600 個以上

    north_god
    north_god 2009/02/13
    [/.]
  • 下水の汚泥から金を抽出、売却収入は500万円 | スラド サイエンス

    長野県諏訪市の下水道処理施設で処理する汚泥に多量の金が含まれていることが分かり、この汚泥を処理した「溶融飛灰」を金属精錬会社へに売却することで 500 万円もの収益を得られたと長野県諏訪建設事務所が発表した (読売新聞の記事、長野日報の記事より) 。 この下水道処理施設は工業用下水の処理も行っており、諏訪湖周辺には半導体工場やめっき工場が集積しているために下水に多くの貴金属が含まれていたようだ。従来、この溶融飛灰は産業廃棄物として処分しており、年間 700 万円ほどの処理費用がかかっていたが、この費用を削減できるうえに収益にもなると、長野県はホクホク顔のようだ。

  • 愛犬のクローン、クローン再生権を競り落とした依頼主のもとへ | スラド サイエンス

    ストーリー by reo 2009年01月30日 0時00分 the-world's-first-commercially-cloned 部門より 米 BioArts International 社が、愛犬からクローン再生した子犬を依頼主のもとに届けたと発表した。同社は研究目的でない商業クローン犬は世界初としている (時事通信の記事、家 /. 記事より) 。 このクローン犬は、同社が韓国のスアム生命工学研究院と共同で行っている愛犬のクローン再生プロジェクト「Best Friends Again」でつくられた。Best Friends Again では 2008 年 7 月愛犬のクローン再生権利を競売形式で販売し、夫は 15 万ドル (約1350万円) でこの権利を競り落としたとのこと。夫の飼っていた先代の愛犬は 2008 年 1 月に癌で亡くなっているが、夫はクローン技術で愛犬を再

    north_god
    north_god 2009/01/30
    [/.][生命]また業の深い名前をつけられたワンちゃんだこと
  • 大麻が老いた脳のアルツハイマー病予防に役立つ? | スラド サイエンス

    ストーリー by reo 2009年01月29日 11時00分 i-am-god-and-i-am-the-devil 部門より オハイオ州立大学心理学科の Gary Wenk 教授と Yannic Marchalant 准教授の研究によると、大麻がアルツハイマー病予防に有効とのこと (The Lantern の記事、家 /. 記事より)。 実験では大麻に含まれている特定のカンナビノイドを低容量、朝に摂取させたラットでは、そうでないラットと比べて記憶テストで良い結果を出し、また脳細胞の老化と死滅スピードが遅くなったとのこと。しかしこのような結果となるのは老いたラットのみで、若いラットでは逆に知能の衰えに結びつくという結果となった。 大麻は多発性硬化症の痛みを和らげるだけでなく、その進行を抑える効果があることが分かってきている。アルツハイマー病と多発性硬化症では脳の共通した部分が影響してい

    north_god
    north_god 2009/01/30
    [/.][neta][研究]固い頭をやわらかくするメソッド
  • ハネオツパイは飲んだくれ | スラド サイエンス

    Live Scienceの記事によると、マレーシアの生息するネズミに似た小さな哺乳類tree-shrews(学名:Ptilocercus lowii、和名:「ハネオツパイ」)が、アルコールが含まれる花蜜を、人間では生命に危険があるほど大量に摂取していたことが明らかにされたそうだ。河北新報の記事に日語の情報がある。 この発見はアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)に発表されている(論文「Chronic intake of fermented floral nectar by wild treeshrews」のabstract[全文PDFへのリンク有])。 ハネオツパイの生息地では、酵母菌の働きによって花蜜が発酵し最大3.8%のアルコール度数を持つ椰子の花のつぼみができる。ハネオツパイはこれを日常的に摂取しているそうだ。しかし、酩酊している状態は観測されておらず、アルコールを効率的に分解する

  • 世界で「最も丸い」シリコン球体を作って1kgを定義する試み | スラド サイエンス

    普遍的な1キログラムの定義を確立するため、シリコンを材料とした限りなく完全に近い球体が作られました(NewScientist.com、製造過程動画、家記事)。 現在1キログラムは1870年代に作られた直径・高さが共に39mmの合金の円柱(国際キログラム原器)の質量によって定義されています。このように実際の物質によって定義されているのはキログラムのみで、普遍的な定義確立のために今までも様々な方法が提案されてきました。今回の試みはシリコン原子の数で1キログラムを定義としようというものです。 この球体を作るために、まず旧ソビエトで核兵器製造のために使用されていた遠心分離機で原材料が精製され、その後ドイツの法定計量の国立研究機関であるPTBにて結晶化され(この結晶化は7回目の試みで成功)、2つの塊に分けられてオーストラリア精密光学研究所(Australian Center for Precisi

    north_god
    north_god 2008/07/04
    ふつくしい・・・
  • 世界で最も「幸福」な国はデンマーク | スラド サイエンス

    「World Values Survey」プロジェクトの調査によると、民主的かつ平等な社会で平和な雰囲気に定評のあるデンマークは、世界でもっとも「幸福」な国だそうです(Reuters の記事)。いっぽう、世界で最も幸の薄い国はジンバブエ。社会や政情の不安定さから幸福度では最悪の結果となりました。そのほか幸福度の高い国として挙げられているのは、プエルトリコ、コロンビア、北アイルランド、アイスランド、スイス、アイルランド、オランダ、カナダ、スウェーデン。世界でもっとも裕福な国であるアメリカ合衆国は16位だそうです。なお、1981 年から 2007 年の間に調査対象の 52 か国のうち 45 か国の幸福度がアップしているそうです。 2 年前に英 Leicester 大の Adrian G. White による研究 (参考: 世界で最も幸福な国は ?) と共通する結果 (最高 → デンマーク、最低

    north_god
    north_god 2008/07/02
    北欧は環境が厳しいけど保障制度がかなり整備されていることで有名
  • 人はマルチタスクで行動できるか? | スラド サイエンス

    長年に渡り読み継がれてきた「わが息子よ、君はどう生きるか」の著者であるフィリップ・チェスターフィールド卿が1740年にしたためた、息子宛ての手紙には「1つずつ事を進めれば1日という時間は全てをこなすのに十分な時間である。1度に2つのことを行った場合、1年あっても時間は足りない」とあるそうだ。一つのことを集中して行うことはチェスターフィールド卿にとっては単に時間の使い方の問題ではなく、知性の表われでもあった。 しかし現在では電子メールは絶え間なく届き、電話は鳴り続け、テレビも大音量、さらにポッドキャストのストリーミングまであるという状況に変貌した。これらはノイズとして処理されがちでありが、特に若い人々にとっては「電子騒音」とも呼ぶべきこの環境は当たり前のものになっている。 神経科学での研究によると「電子騒音」に囲まれた状況は絶え間なく気が散った状態であり、個人や文化にとって著しい損失とも言

    north_god
    north_god 2008/06/27
    まず案件一つを集中して片付けると、それが進展するまで一先ず頭から追い出すというようなプロセスを並行させることで疑似マルチタスクっぽいことをしている
  • お金持ちほど優雅な生活をしている、というのは幻想である | スラド サイエンス

    一般にお金持ちほど優雅な生活をしていると思われがちですが、ノーベル経済学賞受賞者である経済学者 Daniel Kahneman の研究によると、お金持ちほど拘束されている時間が多く、またそれにストレスを感じている傾向があるそうです(Washingtonpost の記事)。 たとえば、年収 2 万ドル以下の人々は、1 日の 3 分の 1 以上の時間をテレビを見るといった受動的なレジャーに費やしている一方で、年収 10 万ドル以上の人々の場合、リラックスする時間は一日の活動時間の 5 分の 1 以下。お金持ちの人は通勤や仕事などで拘束されてる時間が多く、最もお金持ちな層の人々はショッピングや子供の世話、エクササイズといったしばしばストレスのたまる活動について、最も貧乏な人々のおよそ倍の時間を費やしているとのこと。 多くの人たちは、お金持ちは大画面の TV を見たり、スポーツを楽しんだり、だらだ

    north_god
    north_god 2008/06/26
    金持ちとそうじゃないの区分ではない気が。個人的見解なら、面白い人とそうじゃない人、という分け方
  • 農業廃棄物から原油を生成する微生物開発される | スラド サイエンス

    材木クズ、サトウキビ、麦わら等の農業廃棄物をべ、原油を作り出す微生物が遺伝子操作によって開発されました(TIMES ONLINE家記事)。この微生物が生成する原油は精製の必要がほとんど無く、1バレルあたり$50で生成でき(現在の値段は1バレル$140程)、かつ生成プロセスはカーボンネガティブ(原材料が大気から吸収する二酸化炭素の方が、生成・利用で排出される二酸化炭素より多い)であるといいます。米国では毎週1.4億バレルを超える量の石油が消費されており、これを微生物で賄おうとすると530km2におよぶ大規模な施設が必要となり、大量生産は現実的な状態ではありません。また、現在は微生物は隔離容器に閉じ込められており、用途を終えると破棄されているとのことですが、大量生産となった場合の対策も懸念事項と思われます。 先日も「ガソリンと自由に混合できる代替燃料」が報じられていましたが、米国では石油

    north_god
    north_god 2008/06/19
    生成までどの程度時間がかかるんだろう
  • 成長が遅い子供は、怒りっぽく、心臓病になりやすい大人になる? | スラド サイエンス

    怒りっぽい人ほど出生児や幼年期の体重が軽い傾向がある、という調査結果が発表された(Reutersの記事)。 この調査を行ったのはヘルシンキ大学 Developmental Psychology Research GroupのKatri Raikkonen博士で、1934年から1944年にかけてヘルシンキで生まれた939名の女性と740名の男性について、「Cook-Medley Hostility Scale」という方法で怒りっぽさ(hostility)を調べたところ、よりhostilityが高い人ほど出生時の体重や身長が小さく、生まれてからの成長も遅い傾向があった。また、怒りっぽい人ほど血栓症や脳卒中、糖尿病を発症しやすい傾向があるが、これらの患者の出生児~幼年期の成長曲線(身長・体重の変化をグラフにしたもの)は、怒りっぽい人の成長曲線と非常に似通っており、さらに怒りっぽさと性別や父親の職

    north_god
    north_god 2008/05/15
    怒りっぽさと体質の関係
  • スラッシュドット・ジャパン | 空中分解したコロンビア号の実験データ入りハードディスクを復元

    家記事より。2003年にスペースシャトル・コロンビア号が帰還飛行中に空中分解した事故の後、機体の残骸は数ヶ月に渡って捜索・回収されました。その中には、ミッション中に行われた微小重力下におけるキセノンの動きの実験データが保存されたハードディスクも含まれていました。 空中分解によって高度3000mから地上に叩きつけられた、Seagate社の400MBのハードディスク(Block&Filesの記事やScientific Americanの記事内に写真あり)のデータリカバリは、米ミネソタ州のKroll Ontrackによって行われ、ディスク内の90%のデータを復元することに成功したそうです。 その後、数年に渡って研究は続けられ、実験データの分析結果をPhysical Review Eの4月号にて発表するに至ったとのこと。 高空から落下してもデータは復元できるということらしいので、データ削除の際は

    north_god
    north_god 2008/05/09
    クラッシュ
  • 無慈悲な行動に関連する遺伝子発見 | スラド サイエンス

    家記事より。エルサレムのヘブライ大学の研究で、無慈悲な行動とAVPR1aという遺伝子との関連性が発見されたそうです(Nature Newsの記事)。人間の社会的行動にはバソプレシンというホルモンが関わっているとされており、バソプレシンの受容体を生成するAVPR1aを調べたところ、この遺伝子の長さと無慈悲な行動との間に関連がみられたとのこと。研究には実験経済学で使われる「独裁者ゲーム(Dictator Game)」と呼ばれるゲームが使われました。このゲームではプレイヤーが利他的な行動をしたり独裁的行動をとることが可能で、人間の自己位的経済活動の反証に使われるものだそうです。200人以上の被験者の遺伝子を調べたところ、無慈悲で自己位的な行動を取る人はAVPR1a遺伝子の長さがより短かったそうです。また、性別によっては特に差はみられなかったとのこと。

    north_god
    north_god 2008/04/09
    やるときはヤル、スゴ味のある遺伝子が見つかったようで
  • バーチャルリアリティを使った調査では、4割の人が被害妄想的傾向あり | スラド サイエンス

    家/.の記事より。公共交通機関利用時の人々の被害妄想的傾向について、バーチャルリアリティを使って調査が行われたそうです(ロンドン大学のプレスリリース、元論文概要)。イギリスで行われたこの研究では、実験用に地下鉄内の状況をバーチャルリアリティで作り出し、被験者に4分間「乗車」してもらったとのこと。その結果、「ある男性に何度も見られた気がする」「手を動かしていた女の子がスリのようだった」「不審な男性がいた」など、被験者の4割が他人を危険な存在と感じる被害妄想的傾向が見られたそうです。バーチャルリアリティは人間の社会的活動を再現でき、従来のアンケート形式より有効な調査ツールだと結論付けています。 公共の場で他人を危険と感じるのはご時世もあると思いますが、/.Jの皆様も電車内で被害妄想的不安を感じたりしますか?

    north_god
    north_god 2008/04/08
    「お化けが出ない」と教えられてもお化け屋敷は無意識に緊張してしまうのと同じ理屈かと