平成23年度の携帯電話出荷台数のメーカー別シェアで、富士通が初めて首位となったことが9日、調査会社MM総研のまとめで分かった。スマートフォン(高機能携帯電話)の普及が加速する中、性能の異なる複数のスマホ端末を発売したことで、幅広い消費者層を取り込んだ。 富士通のシェアは前年度比0・6ポイント増の17・9%で、MM総研がとっている12年度の統計以降で初めてトップだった。防水機能のある「ARROWS(アローズ)」や「REGZA Phone(レグザフォン)」などスマホを幅広くそろえたことが奏功した。 2位は米アップルで、8・4ポイント増の17%。ソフトバンクに加え、昨年10月にKDDI(au)も人気スマホ「iPhone(アイフォーン)」の取り扱いを始め、シェアを伸ばした。 23年度は総出荷台数に占めるスマホの割合が56・6%と過半数に達した。24年度はスマホが約7割に拡大する見込みで、スマホシフ