タグ

ブックマーク / www.udiscovermusic.jp (15)

  • ドナ・サマーの「I Feel Love」はいかにして音楽シーンに変革をもたらしたのか

    時は1977年。ブライアン・イーノとデヴィッド・ボウイは、ベルリンで『Heroes』の制作に勤しんでいた。そんなある日、イーノは新発売の7インチ盤を興奮気味に掲げながらスタジオに駆け込み、ボウイにこう熱く語った。 「このシングルはこの先15年のあいだ、クラブ・ミュージックのサウンドを一変させるよ」 そのシングルこそがドナ・サマーの「I Feel Love」だった。彼の言葉は確かに正しかったが、このコメントには2点の訂正が必要だ。つまり、“この先15年のあいだ”を“永久に”、そして“クラブ・ミュージック”を“あらゆる音楽”に変える必要があったのだ。 <関連記事> ・夫ブルース・スダノが語るドナ・サマー「私の知る限り、誰よりもすばらしい人物」 ・ドナ・サマーの新EP『Any Way At All』が“国際女性デー”にあわせて配信 Donna Summer – I Feel Love ジョルジオ

    ドナ・サマーの「I Feel Love」はいかにして音楽シーンに変革をもたらしたのか
    quick_past
    quick_past 2024/04/28
    70年代末のディスコって、今聞いても多様だなと思う。
  • ソウルとファンクの1974年:50年前の時代を定義した7つの作品

    ヒップホップやR&Bなどを専門に扱う雑誌『ブラック・ミュージック・リヴュー』改めウェブサイト『bmr』を経て、現在は音楽映画・ドラマ評論/編集/トークイベント(最新情報はこちら)など幅広く活躍されている丸屋九兵衛さんの連載コラム「丸屋九兵衛は常に借りを返す」の第46回。 今回は、今から50年前となる1974年のチャートで話題となったソウルとファンクの名盤について。 <関連記事> ・【動画付】1974年に発売されたアルバム・ベスト68 ・【動画付】1984年に発売されたアルバム・ベスト64 ・【動画付】1994年に発売されたアルバム・ベスト69 ・ベスト・アルバム・ランキング記事一覧 1970年代は米ブラック・ミュージックが最も熱かったディケイドの一つ。というわけで今から50年前にあたる1974年のブラック・ミュージック界を見てみよう。 取り上げる7作品とは、ビルボードの「Hot Soul

    quick_past
    quick_past 2024/03/12
    さすがモータウン。複数のアーティストがランクイン。強い
  • 80年代ポップスにおけるソウルミュージックの影響:ポップとソウルの間を自在に往来した者たち

    テクノロジーの発展が音楽から魂 (ソウル) を奪ったというのが1980年代のポップ・ミュージックに関する通説となっている。しかしながら実際には真逆だった。シンセサイザーやドラム・マシンが使用されてはいたものの、1980年代ポップのサウンドは十分にソウルフルだった。元々、ポップやロックのアーティストの多くはそもそも、ソウル・ミュージックからインスピレーションを受けてそのスタイルとキャリアを形成していた。 一方でまた、ジャンルを越えて、ニュー・ウェイヴや1980年代ポップのテイストを取り入れたR&Bのミュージシャンも決して少なくなかった。そして当時の大物たちの中にも、ポップとソウルの境界を自在に往来し、一定のジャンルに収まることのないサウンドを奏でていたアーティストがいた。 <関連記事> ・モータウン・レコードがキング牧師の名演説をレコード化した経緯 ・女性たちの社会進出を後押したモータウンと

    80年代ポップスにおけるソウルミュージックの影響:ポップとソウルの間を自在に往来した者たち
    quick_past
    quick_past 2023/11/24
    未だにちょくちょく聞き返してるINXSも、ファンクやソウルとダンス、ロックを融合させていた。80年代という時代。
  • “低音の革命”:UKのニュー・ウェーヴとポスト・パンクがいかにしてベースの奏法を変えたか

    基盤となる部分が変われば、その上に置かれるものにも影響が及ぶ ―― それは物理と音楽の両方における基原理である。1970年代後半から1980年代前半にかけてのイングランドでは、そのことが特に顕著だった。1960年代の革新的なベーシストたちのプレイが、ポスト・パンクやニュー・ウェーヴのサウンドに応用されるようになったのである。 <関連記事> ・早弾きだけじゃない、新たな方向性を開拓した80年代のギター・ヒーロー ・プログレッシヴ・ロック界のベーシスト・ベスト20 ・史上最高のベーシスト・ベスト50 エルヴィス・コステロとブルース・トーマス クラッシュ、セックス・ピストルズ、ダムドといったグループは、UKパンク界が送り込んだ第一の軍勢にすぎなかった。狡猾なミュージシャンたちは、そのあとで次なる一手を模索し始めたのである。「White Riot(白い暴動)」や「God Save The Que

    “低音の革命”:UKのニュー・ウェーヴとポスト・パンクがいかにしてベースの奏法を変えたか
    quick_past
    quick_past 2023/08/06
    バーネル萌え。ウォブルは、アイデアマンで個性がすごかったけど、ベースの奏法を変えてはいないと思う。オンリーワン。ジョン・テイラーもいいけど、当時のニューロマンティック/UKインベ全体の流れにも思える
  • ヒップホップと資本主義:なぜ、そこまで金銭にこだわるのか【#HIPHOP50】

    1973年8月11日はヒップホップ誕生日とされている。クール・ハークと妹のシンディ・キャンベルが、ニューヨークのブロンクスでパーティーを開き、ヒップホップの音楽文化が誕生した歴史上重要な日とされ、米国上院では8月11日を「ヒップホップ記念日」として制定した。 今年の50周年の日に合わせて、ライター/翻訳家の池城美菜子さんが全5回にわたってヒップホップを紐解く短期集中連載を実施。第2回は「ヒップホップと資主義」について。 ヒップホップ生誕50周年を記念したプレイリストも公開中(Apple Music / Spotify / YouTube)。 <関連記事> ・【連載第1回】ヒップホップとは何か、その定義とは ・【連載第3回】:いまさら聞けないヒップホップの地域分類とサブジャンル ・グラミー賞にてHIPHOP50周年を祝う盛大なトリビュートが披露 ・50周年の年に考える、ジャマイカの影響と

    ヒップホップと資本主義:なぜ、そこまで金銭にこだわるのか【#HIPHOP50】
  • 「イパネマの娘」で知られるアストラッド・ジルベルトが83歳で逝去。その功績を辿る

    Astrud Gilberto - Photo: Ingo Barth/ullstein via Bild via Getty Images ボサノヴァの名曲「Girl from Ipanema(イパネマの娘)」の歌唱で知られるアストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto)が2023年6月5日、83歳で亡くなった。彼女の孫娘であるソフィア・ジルベルトは、インスタグラムでこの訃報を以下のように伝えた。 「今日、私の祖母が星となり、祖父ジョアン・ジルベルトの隣にいるという悲しいお知らせをしなくてはいけません。彼女はパイオニアであり、最高の存在でした。22歳で“Girl from Ipanema”の英語版に声をあて、国際的な名声を得ました」 また、アストラッド・ジルベルトとコラボしたことがあるニューヨーク在住のギタリスト、ポール・リッチもFacebookで彼女の訃報を次のように悼んだ

    「イパネマの娘」で知られるアストラッド・ジルベルトが83歳で逝去。その功績を辿る
    quick_past
    quick_past 2023/06/10
    RIP。ただ、アストラッドをボサノバのアメリカ化に加担した破壊者。と受け取ってるボサノバマニアも多いので・・・。
  • セックス・ピストルズ、女王在位70周年にあわせて「God Save The Queen」の新ビデオを公開

    エリザベス女王の在位70周年を祝うプラチナム・ジュビリーにあわせて、映像監督のジュリアン・テンプルがセックス・ピストルズの名曲「God Save The Queen」の新ビデオを製作した。 この新たなミュージック・ビデオは、1977年5月にロンドンのマーキー・クラブでジュリアン・テンプルが撮影したパフォーマンス映像に、同年6月のエリザベス女王即位25周年の記念式典の日に行われた悪名高いテムズ川でのボート・パーティの映像を組み合わせたものだ。 <関連記事> ・セックス・ピストルズ、約10年ぶりのベスト盤が5月27日発売 ・なぜセックス・ピストルズの音楽はあまり語られないのか? ・セックス・ピストルズの新伝記TVシリーズ『Pistol』の予告編公開 物議を呼んだ「God Save The Queen」 1977年にリリースされた「God Save The Queen」は、エリザベス女王を痛烈に

    セックス・ピストルズ、女王在位70周年にあわせて「God Save The Queen」の新ビデオを公開
    quick_past
    quick_past 2022/09/09
    まさかこの4ヶ月後に崩御されるとは
  • 新発見されたモーツァルトのピアノ曲をチョ・ソンジンが世界初演、配信スタート

    モーツァルト265回目の誕生日2021年1月27日、ザルツブルクのモーツァルテウムにおいて、新たに発見されたモーツァルトのピアノ曲〈アレグロ ニ長調 K.626b/16〉をチョ・ソンジンが世界初演し、その演奏が日1月29日にデジタル・シングルとしてリリースされた。 この世界初演は、毎年モーツァルトの生誕日前後に生誕地のザルツブルクで行われる音楽祭『モーツァルト週間』で行われ、今年はロックダウンのためオンライン公演となった。 初演を担当したチョ・ソンジンは、1994年ソウル生まれ、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝した日でも人気の高いピアニストで、比類なきタッチの美しさはモーツァルト作品の演奏に理想的ともいえる。 〈アレグロ ニ長調 K.626b/16〉は、1773年初期、17歳のモーツァルトによる作品と推定されている。楽譜はもともとモーツァルトの末息子の手許にあったが、オ

    新発見されたモーツァルトのピアノ曲をチョ・ソンジンが世界初演、配信スタート
    quick_past
    quick_past 2021/08/17
    K.626aとbは、レクイエムの後の番号だけど、実際には幅広い期間にのこされた雑多な小品やセグメント集。これだけ特別扱いらしいhttps://is.gd/25z6KV
  • スティーヴ・ミラー・バンド82年の全米シングル1位「Abracadabra」は「4分間の息抜き」

    1982年の晩夏、スティーヴ・ミラー・バンドはアメリカのラジオ局やレコード店にとって最もホットな存在だった。彼らのアルバム『Abracadabra』はアメリカだけでプラチナム・セールスを獲得し、その後全米アルバム・チャートで3位の座を6週間にわたって独占し続けた。そして一度聞いたら忘れられないアルバムのタイトル・トラックは同年9月4日に全米シングルチャート首位に輝き、主役であるギタリストと彼のバンドはポップの覇者となったのだった。 スティーヴ・ミラーと彼のバンドのドラマーであるゲイリー・マラバーのプロデュースとなるその楽曲「Abracadabra」は、コマーシャルなシングルとロックなアルバムとを両立させることにかけて、ミルウォーキー出身のこのギタリストがいかに優れた才能の持ち主であったかを知る好例だろう。そのコンビネーションの妙は、1973年の「The Joker」と1976年リリースの「

    スティーヴ・ミラー・バンド82年の全米シングル1位「Abracadabra」は「4分間の息抜き」
  • U2『THE UNFORGETTABLE FIRE(邦題:焔)』制作秘話:“忘れざる”新章

    1974年、広島原爆の被爆者である小林岩吉氏(当時77歳)が、広島市内のNHK放送局を訪れた。氏は、自身が目撃した光景を描いた1枚の絵を持参。それをきっかけに、第二次世界大戦におけるあの大惨事の体験について描かれた絵が、市民から相次いで寄せられた。3年後には、それをまとめた画集の英訳が出版(※訳注:日語版は75年発刊)され、その後1980年代初頭には、日国外でも展覧会を開催。それは『Unforgettable Fire(忘れざる炎)』と題されていた。 1983年11月下旬、『War』を引っ提げた世界ツアーで初来日を果たしたU2。滞在中、彼らはその展覧会に足を運んだ(※訳注:実際にボノが訪れたのはシカゴ展で、その後の来日中に歌詞を書いたとされる)。1984年後半にリリースしたアルバムで、彼らは劇的な新しい方向性へと進み、世界最高のロック・アトラクションのひとつとなる道を歩み続けることにな

    U2『THE UNFORGETTABLE FIRE(邦題:焔)』制作秘話:“忘れざる”新章
    quick_past
    quick_past 2021/01/24
    原爆とU2
  • レゲエのプロテスト・ソング傑作11曲:社会/国/権力/戦争/大麻規制/差別について声を上げた曲たち

    レゲエのプロテスト・ソングにはさまざまなものがある。たとえば差し迫った危機を不良少年やファンたちに警告したものもあれば、大麻を合法化しようと訴えたものもある。あるいは、政界の闇の勢力と戦おうとしたものもある。いずれにせよ、そうしたプロテスト・ソングの傑作は発表当時たくさんの人の心を動かした。そして今も、聴く人の心に響き続けている。 そうしたプロテスト・ソングの永遠の名曲を今回は11曲紹介しよう。 <関連記事> ・ボブ・マーリー:アルバム制作秘話 ・レゲエが世界中のジャンルに与えてきた歴史と見過ごされがちな影響 1. アルトン・エリス&ザ・フレイムズ「Cry Tough」(1967年) 60年代、ルード・ボーイ(ルーディ)と呼ばれる不良少年たちは、持ち上げられることもあれば、こき下ろされることもあった。しかしほとんどの場合、持ち上げられる存在だった。ジャマイカのキングストンのミュージシャンた

    レゲエのプロテスト・ソング傑作11曲:社会/国/権力/戦争/大麻規制/差別について声を上げた曲たち
  • ロバート・パーマーを偲んで。キャリアを振り返るプレイリストとともに

    2003年9月26日、ロバート・パーマーは54歳という若さで亡くなった。これは残酷なほど早い死だった。このイギリスから生まれた音楽の革新者、独特のスタイルを持った歌手のキャリアをここで改めて振り返ろう。彼の代わりとなるような存在はいまだに現れていない。ここに挙げたプレイリストには、パーマーの極上の作品をいくつか集めている。 パリで急死したときまで、パーマーは30年近くに亘って音楽界の第一線にいた。一部のファンは、多額の予算をかけた豪勢な作りのプロモ・ビデオでこの歌手と出会い、彼をMTV世代の代表格として考えていた。とはいえ、熱心なファンならご承知だろうが、それはこの多面的なミュージシャンが持つさまざまな顔のひとつに過ぎない。 ロバート・パーマーの作品カタログには、優れたソロ・アルバムやサイド・プロジェクトがたくさん詰まっている。それを見れば、彼が実に多彩な才能の持ち主だったことがわかるはず

    ロバート・パーマーを偲んで。キャリアを振り返るプレイリストとともに
  • BOXセット『The Public Image Is Rotten』で読み解く知られざるPiLの一面

    PiLのドキュメンタリーがイギリスの映画館で限定上映決定 セックス・ピストルズが残した刺激的なヴィジュアルやポスター セックス・ピストルズ vs メディア 大きな影響力を誇ったパンク・バンド、セックス・ピストルズが70年代終わりにロックンロールの進路を取り返しのつかない方向へと変えてしまったことに関してケチをつける者はまずいないだろう。 しかしながら、1978年初めの彼らの解散後に、フロントマンのジョン・ライドン(ジョニー・ロットンの芸名から変更)がパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)を結成し、彼らの40年のキャリアを記念した『The Public Image Is Rotten (Songs From The Heart)』の新たなボックス・セットは彼らが世界的音楽シーンに長く影響を残していたことを証明している。 今作のリリースは偶然にもタバート・フィラー監督による、PiLの質を

    BOXセット『The Public Image Is Rotten』で読み解く知られざるPiLの一面
    quick_past
    quick_past 2019/10/20
    映画の方の日本語版出してほしいなhttps://is.gd/ManyzJ ジャーやレヴィンと別れちゃった経緯が一番興味ある
  • 制作に1年以上かかったエラ・フィッツジェラルドの最も野心的なアルバム『Ella Fitzgerald Sings The Duke Ellington Songbook』

    制作に1年以上かかったエラ・フィッツジェラルドの最も野心的なアルバム『Ella Fitzgerald Sings The Duke Ellington Songbook』
  • インエクセスの20曲:5,000万枚を超える世界的成功とマイケル・ハッチェンスの悲劇的な死

    シドニーのタフなパブとクラブで自身の楽曲を身に着けたINXS(インエクセス)は、厳しい客ばかりのロックン・ロールの学校を卒業し、1987年のマルチ・ミリオンセラー・アルバム『Kick』で、ゆっくりと燃え続けていた彼らの炎を世界的に爆発させた。1997年にフロントマンのマイケル・ハッチェンスが他界するまで、様々な顔を持つオーストラリアの6人組は、世界中のアリーナを完売にし、世界で計5,000万枚を超える驚異的なセールスを達成し、時の流れに耐えうる素晴らしいカタログを残した。その中から、INXSを20曲で紹介するプレイリストを作成するのは簡単ではないが、非常にやりがいのある作業である。 <関連記事> ・INXSの楽曲をフィーチャー、ダンテ『神曲』を再構築した短編映像が配信開始 ・オーストラリアから世界へ羽ばたいたINXS(インエクセス)の軌跡 ・INXS、自身初の全英No.1アルバム『Welc

    インエクセスの20曲:5,000万枚を超える世界的成功とマイケル・ハッチェンスの悲劇的な死
  • 1