東京・千代田区道「神田警察通り」の道路工事を巡り、区がイチョウ並木の伐採を進めるために雇う警備員に対し、費用として一人当たり最高で日給八万三千円を警備会社に支払っていることが分かった。二十九日の区議会一般質問で浜森香織議員が、区へ情報公開請求した資料に基づき指摘した。 浜森議員は四月十一日に区が伐採を試みて警備員と住民らが小競り合いとなった事態を取り上げた。区は直前の同四日、中央区の警備会社に随意契約で本年度の警備を委託。一人あたりの単価が夜間から早朝の八時間勤務で最高八万三千円だとして「妥当か」とただした。五時間勤務で五万四千円のケースもあるという。