大阪市西区のマンションで幼い姉弟2人の遺体が見つかった虐待死事件で、殺人容疑で再逮捕された母親の下村早苗容疑者(23)が6月上旬に置き去りにした際の2人の様子について、「いつものハイタッチをしなかった」と供述していることが11日、捜査関係者への取材で分かった。下村容疑者はこのとき、約1週間ぶりに一時帰宅したといい、1食分の食事を置いてすぐに出かけていた。府警は、下村容疑者は2人が衰弱しているのを認識しながら置き去りにしたとみている。 捜査関係者によると、下村容疑者は3月ごろから頻繁に長女、桜子ちゃん(3)と長男、楓ちゃん(1)を自宅に残して外出するようになった。 自宅には、コンビニエンスストアで買った食事を届けるために、少しだけ立ち寄るような状態で、入浴もさせていなかったという。 子供を置き去りにした6月9日は、おにぎりやジュース、菓子など1食分の食料を買って約1週間ぶりに帰宅。2人はいつ