僕にとってゼミとは大学生活のすべてといってよいほどのものである。大学生活や大学の勉強を語る上で、自分が経験したゼミを抜きに議論することはできない。そこで、少しまとめて書いてみよう。この記事は大学2年のゼミの思い出だ。 ゼミ旅行の記事でも書いたが、一橋大学はゼミの結束力が非常に強い。僕が学部生時代だった20年前にすでに1・2年を対象とした基礎ゼミがあったし、3・4年ともなれば全員がどこかのゼミに所属する。講義は1度も出なかったが、ゼミは1度も欠席しなかったというものがごろごろいるくらい、大学生活はゼミ中心の生活になる。一橋大学オリジナルの言葉もある。「ゼミテン」とはゼミのメンバーのこと(ゼミナリステンつまりゼミ生のドイツ語の略語のことか?)。ゼミの幹事は「ゼミ幹」、ゼミのコンパは「ゼミコン」。「ゼミ合宿」は当たり前のように行われ、神戸大・大阪商大・一橋大の「三商大ゼミ」は毎年どこかの大学の持