近代出版史・近代書誌学・読書史の基礎的なツールを世に出すシリーズ「近代出版研究叢書・資料編」を創刊する。 その第1弾として、所員の河原努氏(皓星社)が編纂した同人誌「『出版年鑑』掲載全訃報一覧――昭和平成期 著作家・学者・出版人7000人」(本体2000円)を、8月13日に開催される「コミックマーケット100」の「東ペ30aサークル『書物蔵』」で頒布する。 1930年(昭和5年)から2018年(平成30年)までの「出版年鑑」(出版ニュース社ほか)から、年間史の訃報部分に掲載された訃報を抜き出し、名前読みの五十音順に配列したもの。近代出版研究所の小林昌樹所長による解説付き。残部は皓星社のウェブストアで取り扱う予定。
■「新文化」最新号の1面特集は、【2022年出版界10大ニュース】 本紙2022年最終号は、本紙編集部が選ぶ2022年の10大ニュースを特集します。 1:書店売上げ大幅減少、「本が2割落ちている」 2:角川会長が逮捕、起訴 東京五輪3氏が贈賄容疑で 3:用紙・印刷・製本、運賃など、コスト増で新刊値上げ続々 ■最終面特集は、【2022年業界主要ニュース】 最終号恒例企画。今年出版業界で起きた主要ニュースを月ごとに一挙掲載します。 ○最新号の見出し一覧はこちらをご覧下さい○ ■お知らせ■ 本紙「新文化」12月29日号はお休みします 誠に勝手ながら、本紙「新文化」12月29日号は休刊させていただきます。年明けは、1月5日・12の合併号を12日に発行いたします。 何卒ご了承ください。 ■お知らせ■ コンビニで本紙1号分をプリント!~新聞プリントサービス 本紙「新文化」は、全国のコンビニエンスストア
シアトル公共図書館から全米に広がった読書イベント、Seattle Readsは、初年度から大きな話題になった。もっとも企画立案者のクリス・ヒガシ氏は、長く継続するためにどうするか、戦略を練っていた。 基本となるのは、作品選び。有名無名にこだわらず、人が語りたくなるモチーフを含むものを選んだ。アフリカ系、アジア系、ヒスパニック系作家の作品は、参加者が、異なる文化を背負う作家の世界を共有するチャンスになると考え、意識的に選んだ。 「特によかった」とヒガシ氏が振り返るのは、2005年、日系アメリカ人作家のジュリー・オーツカ氏の「天皇が神だったころ」(邦題)の回。日系人が戦時中、アメリカ国籍でありながら、家や土地を追われて強制収容された歴史について人々が語り合っていた時だ。「ここに強制収容所の体験者はいますか」と司会者が聞くと、130人いた会場の30人が立ち上がった。小説として語り合っていた史実を
2月24日、著者と出版社の権利付与、書籍・電子書籍の読書振興策などをテーマに議論した。メンバーは超党派の議員や日本文藝家協会、書協、文字・活字文化推進機構、国立国会図書館など。座長は中川正春衆議院議員。事務局長は文字・活字文化推進機構の肥田美代子理事長。 初会合後の記者会見で中川座長は「紙媒体と電子書籍がウィンウィンとなるように、知のインフラとして発展させるための勉強会」と語り、ワーキングチームの叩き台から議論する場とした。日本出版学会の植村八潮副会長は「ワーキングチームを立ち上げる。出版社の権利は出版権の拡大がいいか、著作隣接権かなどに加え、集中管理システムの在り方も話し合う」と補足した。3月中旬に2回目を開き、月1回のペースで6月までに中間まとめを発表する。
出版物の書誌基本情報を納本から数日後に同館ホームページから無償でダウンロードできる「新着情報提供プロジェクト」を開始する。 現行では、納本された書誌情報を提供するのに30日程度を要するが、新サービスでは納本から4日ほどで可能。新サービス導入後も現行の書誌情報サービスはそのまま利用できる。 項目の内訳は、(NDL)書誌ID、標準番号区分、標準番号、本タイトル、シリーズタイトル、シリーズ部編番号、シリーズ部編名、巻次、版表示、タイトル責任表示、本体価格、官庁名等、出版年月日等、出版者等、データ作成日。これらの項目に含まれない、JP番号、よみがな、NDCなどの項目については、新着情報のダウンロード提供から2~3日後に「新着情報検索サービス」(本年中に稼働開始)で検索可能となる。
図書館流通センター(TRC)は1月20日、埼玉・新座市に開設した一大物流拠点である新座ブックナリーに出版社や取次など80社・約160人を招待し、お披露目会を開いた。当日は第1部「TRCからの報告会」、第2部「新座ブックナリー見学会」、第3部「情報交換会」の3部構成で進行した。情報交換会で挨拶した日販の古屋文明社長は「コンパクトで合理的なセンターで、とくに装備については公共図書館と30年以上関わってきたTRCの真髄をみた気がする。返品率が15%以下と聞くが、このノウハウを中小書店に伝授したい。スムーズな帳合継承ができるように努力したい」と語った。 新座ブックナリーはA・B・C棟の三棟からなり、延床面積は4000坪。C棟1階で入荷・検品、各棟の保管倉庫に入庫、または装備作業に回される。A棟2・3階で背ラベル・バーコード・フィルムコートがけの作業をして、出荷される流れ。A棟がおもに装備工場、B・
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く