慶応大は13日、川崎市幸区の研究施設「新川崎タウンキャンパス」で、同大が開発した最先端技術の数々を公開する「オープンキャンパス」を開いた。 研究成果を地域住民たちに知ってもらおうと、毎年行っている事業。8輪駆動で、最高時速が370キロの高性能電気自動車(EV)「エリーカ」の開発で知られる清水浩教授は、エリーカの技術を使って研究中の1人乗り電気自動車を披露。 ハンドルがなく、全地球測位システム(GPS)で目的地まで自動走行する仕組みで、清水教授は「障害のある人も利用できる」と意義を強調した。 大西公平教授の研究室では、ロボットの手が物に触れた感触を、遠隔操作している人も同様に感じることができる技術を紹介。ロボットを使った外科手術などに応用できるという。また、小池康博教授は、世界最速の通信用プラスチック光ファイバーについて説明した。