「自由をどうか手放さないで」 緊急事態宣言にうなずきながらも専門家が感じる寂しさ間もなく発令される緊急事態宣言。慎重な姿勢を貫いてきた岡部信彦さんは、宣言下でも「自由を守って」と呼びかけます。どういうことなのでしょうか? 新型コロナウイルス感染症対策分科会構成員で、内閣官房参与も務める川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦さんにお話を伺った。 学校や受験は影響なしーー学校や受験に関しては、文部科学省も緊急事態宣言下でもそのまま続行という意思を見せていますね。 分科会の合意事項は、緊急事態宣言下でも通常の生活はできるようにするということです。通常よりも不便な生活ではありますが、衣食住に困るようなことにはならないようにする。 仕事に出るなとはしない。ただし、人との接触を避けるためのリモートワークが可能な職種では積極的に行ってもらう。 交通は動く。 そして、小中高などの学校を一斉には止めない。 ーー