3本の腕を持つサイボーグドラマーが誕生ーー。演奏者の肩にロボットアームを取り付け、合計3本のスティックでドラムを叩くことのできるウエアラブルロボットを、米ジョージア工科大学(ジョージアテック)音楽技術センターの研究者が開発した。 人間が演奏している音楽のビートとリズム、それにドラマーの動きから、音楽に合わせて即興演奏ができる。ミュージシャンがゆっくり演奏すればロボットの動きも遅くなり、速くドラムを叩けばロボットのテンポも速くなる。人間では不可能といわれる毎秒20回の速さでドラムを叩くことも可能だという。 これに先立って研究チームは、片腕を失った人のために2本のスティックを取り付けたドラム演奏用ロボットアームを2014年に手がけたことがある。今回、その成果をもとに健常者向けの装着型のロボットドラマーを開発した。 このロボットアームは常に自分の位置と方向を把握していて、内臓する加速度計でアーム