農家にとって雑草対策や草取りは永遠の課題で、かなりの労力を伴う。ここにテクノロジーの力を導入しようとしているのがオーストラリアのスタートアップAgerrisだ。 シドニー大学からスピンアウトした同社はこのほど開発中の除草剤撒きロボット「SwagBot」商品化に向け資金を確保。1年以内の発売を目指している。・ロボット任せにできるSwagBotはカメラや人工知能(AI)を搭載している。畑を自動走行して雑草を認識すると、雑草に除草剤を撒く。人が操作したり監視したりする必要はないため、ロボット任せにできるのが魅力だ。 また、ピンポイントで雑草にだけ除草剤を撒くので、栽培作物や土壌へのダメージ軽減も期待できる。・小規模農家向けのロボもSwagBotは大規模農家向けのロボットだが、同社は小規模農家向けに「Digital Farmhand」というロボットも手がけている。こちらは雑草を引っこ抜いたり、農薬