■無産階級はどこに消えた?相続税導入の噂に反発一色の中国メディアと世論■ Beijing, China: Liang Ma river, behind Kempinksi hotel / Marc van der Chijs 「相続税が間もなく導入か」とのニュースが中国で話題となっている。“持たざる者”は支払う必要がない相続税は比較的庶民受けがいい税金だが、中国メディアやネット世論は反発一色というちょっと面白い状況にある。 ■11月にも相続税導入が決定か 発端となったのは2013年9月25日の中国網の報道。国務院惨事、中央財経大学税務学院副院長の劉恒氏が講演会で、11月開催予定の三中全会(中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議)に盛り込まれる見通しだと明らかにしたためだ。 劉氏によると、「中華人民共和国相続税暫定条例」(草案)は2004年にすでに作成済み。2010年には改訂されていたと