今年4月16日に起きた、死者・安否不明者を合わせ300人以上という未曾有の大惨事となった韓国の旅客船セウォル号の沈没事故。メディアで繰り返し報じられている通り、船長や船員が乗客の救助措置をとらず真っ先に脱出していたことや運航会社のあまりに杜撰な経営体制が強い批判を浴びている。 セウォル号の運航会社である清海鎮(チョンヘジン)海運は今回の事故の他にもこれまでに多くの漂流事故や衝突事故を起こしてきた。セウォル号にも日本からの購入後に船体上部に客室を増設してバランスを取るのが難しくなるような改造をしており、さらには法定積載量の3倍近い荷物を積載して運航していた上、安全教育費が年間約5万円しかなく、船員の一部は非常時の教育を受けていなかったなど、安全軽視の企業体質が明らかになってきた。そして、この清海鎮海運の「実質的オーナー」が、とあるキリスト教系の新興宗教を率いる人物であることも明らかにされ、物
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