ベルリンでヒトラーの出迎えを受ける(1941) ヨゼフ・ティソ(Jozef Tiso, 1887年10月13日 - 1947年4月18日)は、チェコスロバキアおよびスロバキアの政治家、聖職者。司祭。ナチス・ドイツの傀儡政権とされるスロバキア共和国の首相と大統領を務めた。 生涯[編集] 聖職者[編集] ティソは当時オーストリア=ハンガリー帝国に支配されていたスロバキアのナジビッチェ(現在のビトチャ(en:Bytča))に生まれた。ニトラの司教の援助の下、ウィーンの神学校でカトリック教会の聖職者教育を受けた。1909年に神学校を卒業し司教の秘書を務めた後、女子中等学校の神学講師を務めていた。 第一次世界大戦時にはハンガリー王国軍の従軍司祭を務めていた。終戦後にはニトラの神学校と高等修道士学校の講師を務めていたが、スロバキア人民党に参加し、政治活動を始めた。スロバキア人民党はスロバキア最大の政党