今回は、キリシタン大名、高山右近の話題から。 高山右近は、織田信長や豊臣秀吉などに仕えた、代表的なキリシタン大名。 父・友照の影響で12歳の時にはすでに洗礼を受けており、 生涯を通して、キリスト教に帰依していた武将でした (高槻城主時代、領民の約7割がキリスト教徒だったとされる)。 豊臣秀吉からの信任も厚かったのですが、バテレン追放令が施行され、 秀吉の棄教命令を拒否したことで大名としての地位や領地を失い、 さらに徳川家康によるキリシタン国外追放令を受け、フィリピンへ。 現地では大歓迎を受けるも、程なく病に罹ってしまい、 マニラ到着の翌年に息を引き取ります。享年64。 高山右近没後400年にあたる昨年、日本のカトリック中央協議会は、 信仰を貫いた殉教者として、右近を福者に認定するようローマ教皇庁に申請。 そして今年の1月に、教皇フランシスコ猊下が認可され、 今後正式に福者の地位に上げられる