ノルウェーのシーエン刑務所に特設された法廷に出廷したアンネシュ・ベーリング・ブレイビク受刑者(2016年3月15日撮影)。(c)AFP/JONATHAN NACKSTRAND 【4月21日 AFP】ノルウェーで2011年に起きた爆破・銃乱射事件で、77人を殺害した罪で収監されているアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)受刑者(37)が、刑務所での処遇改善を求め国を訴えていた裁判で、オスロ(Oslo)の裁判所は20日、隔離収監は「非人間的」だとして、同受刑者の訴えを一部認める判決を下した。 裁判所は判決文で、「非人間的で品位をおとしめる処遇の禁止は、民主主義社会における基本的価値観を表すもので、テロリストや殺人犯の取り扱いにも適用される」と指摘。刑務所の現状は「非人間的処遇」にあたるとの結論に達したと述べている。 ブレイビク受刑者は、2011年7月