殺人、窃盗、不法入国。レイプ、麻薬密輸、銃の不法販売。 時には生き抜くために凶悪犯罪を犯し続ける、ストリートギャングたち。 そんな悪名高い若者が人生をやり直すために働きはじめた先は、「パン屋さん」。 そのパン屋の店員は全員、「元ギャング」 「Homeboy Industries(ホームボーイ・インダストリーズ)」。何だかアットホームな響き…。 と思いきやコレ、ロサンゼルスにある元ギャングのためのいうなれば「足の完全な洗い場」、社会復帰支援施設だ。1992年「彼らが更生し、社会の一員として貢献できること」を目的にGreg Boyle(グレッグ・ボイル)神父が設立したNPO団体。 観光地としても人気のロサンゼルスだが、一方で全米を代表する犯罪都市の側面も持つ。 「銃殺による死者数は内戦を起こしている街と変わらない」 「中南米系のギャングが約700チーム、黒人系が約200チーム」 「ギャングにな