冬の味覚として人気が高いトラフグの中でも、白子が珍重されるオスだけを産み出す技術を長崎県の水産試験場などが開発しました。養殖に生かせるのではないかと期待されています。 試験場では、まずトラフグの精巣から取り出した精子の基となる細胞を成長する前のメスに移植するなどして、卵巣の中で性別を決める染色体がオスと同じ「X」と「Y」の卵子を作り出しました。この卵子とオスの精子を掛け合わせることで、4分の1の確率でオスに特有の「Y」の染色体しか持たない「超雄」(ちょうおす)と言われるトラフグのオスを作ることに成功しました。「超雄」とメスの間からは「Y」の染色体を持つオスしか産まれないということです。 長崎県では、養殖ふぐの生産量が全国のおよそ55%を占めていますが、ここ数年、価格の低迷や餌代の高騰で、養殖業者の経営が厳しくなっているということで、今回の研究でオスが安定的に生産できるのではないかと期待が集
フランス南部マルセイユ(Marseille)近くの入り江で泳ぐ魚(2012年9月7日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/BORIS HORVAT 【1月30日 AFP】人為的な影響により魚が小型化しているとの研究を受け、魚が小型化した場合の影響についてシミュレーションする研究が、30日の英国王立協会(British Royal Society)の専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に掲載された。シミュレーションでは、魚のサイズがわずかに縮小するだけで、生息数が大幅に減少し、漁獲量も同じだけ減るという結果が出た。 過去の研究で、魚の一部の種のサイズが小型化していることが明らかになっていた。原因は、大型の個体が乱獲されることと、気候変動が食物連鎖に影響を及ぼし始めたことだという。だがこれまで、魚の小型化がどのような幅広い影響を及ぼすかについては、研究がなかっ
3月28日 農業は地球の環境悪化の緩和に重要な役割を果たす フランス農学・獣医学・林学研究院 アグリニウム会長 マリオン・ギュー 氏 3月8日 近未来SF漫画で描かれるテクノロジーの未来 漫画家 山田胡瓜さん 12月28日 「世界中の望遠鏡が協力して中性子星合体を観測 ―重力波と光の同時観測『マルチメッセンジャー天文学』の幕開けは、何を意味するのか?」 理化学研究所仁科加速器研究センター 玉川 徹 氏 4月10日 「持続可能な食の未来へ」をテーマに「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018」開催 世界中からの食の専門家が集結 「科学と社会」推進部 4月2日 《JST主催》「トップサイエンスによる社会変革への挑戦」―JSTの第2回ACCELシンポジウム開催 サイエンスポータル編集部 3月22日 第84回「日本発のデザインバイオロジー確立に向けて」 科学技術振興機構 研究開発戦略センター ラ
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