CEICは、経済統計データからオルタナティブ データまでを含め、 グローバル市場に関する重要な知見を提供します。 世界各国の市場で何が起こっているかを追跡し、正しい知見を入手するために、 経済、産業、金融に関する最適かつ信頼性の高い統計データを収集・提供しています。
美術館で観ていると忘れがちですが、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵も伊藤若冲の絵も、誰かが購入して、いまに受け継がれてきました。売買もアートの価値をはかる重要な物差しなのです。世界のアート市場の規模はどのぐらい? 最も高額で落札された美術品は? 象徴的な数字を手がかりに、「お金」から見えてくるアートの現状をざっくりと捉えてみましょう。 国際的なアートフェア「アート・バーゼル」とスイスの金融グループ「UBS」が、2018年に発表した世界のアート市場についてのレポートによれば、2017年の世界におけるアートの売上高は637億ドル、およそ7兆1344億円(17年の平均レートを1ドル=112円として換算)。1990年から2003年までは272億ドルが最高でしたが04年に300億ドル台へ。以降は基本的に増大する傾向にあります。 07年に659億ドルを記録。08年のリーマンショックを機に09年に395億ド
出版物との出会いは書店や通販での購入、図書館で蔵書を借りることに限らない。新古書や古書と呼ばれる中古本でも出版物との出会いを体験できる。それら中古本を取り扱う新古書店や古書店の市場の実情を、日販による「出版物販売額の実態」最新版(2018年版)のデータを基に確認する。 まずは世間一般で一番よく使われる「古本」という表現について、詳しく定義の確認をする。定義そのものは語られる場で微妙に違いがあるが、一般的には次の通り。出版物は新刊として書店やコンビニなどに配本されるが、一定期間が経つと返本されることになるものの、それらの本は新品と比べて紙質が劣化していたり汚れていたり破損している場合も多々あるため、そのまま再配本するのは難しい。また、旬を過ぎている以上、再配本してもセールスは見込めない。再販価格維持制度があるので値引きしての販売も不可能。 そこで返本された出版物を古書扱いの形で新古書としてリ
日本のアート産業市場規模は推計3341億円。アート東京が公表日本最大級のアート見本市「アートフェア東京」を主催する「一般社団法人アート東京」は、「日本のアート産業に関する市場調査 2016」を実施、その市場規模を3341億円と推計・公表した。 アートフェア東京2016の会場風景 撮影=岩下宗利 「一般社団法人アート東京」(以下アート東京)が⽂化芸術・産業政策のコンサルティングを⾏う「⼀般社団法⼈ 芸術と創造」とともに行ったこの市場調査は、インターネットアンケート会社が契約するモニターを対象としたアンケート調査によって2016年9月26日から10月2日の期間で実施された。1次調査は政府統計を基に、性・年代、職務状況(有職 / 無職)、年収(有職者は個人所得、無職者は世帯所得)を日本全体の分布に近いかたちで割り付け。2次調査では1次調査で、美術品を過去3年間に100万円以上購入し、職業が「企業
日本の農業の就業人口が今年に入り初めて200万人を割り込んだことが30日、分かった。およそ四半世紀前の1990年には480万人を超えていたが、その4割程度にまで落ち込んだ。高齢者の離農が進んでいる上に、政府が旗を振る若者の就農も伸び悩み、農業の担い手減少に歯止めがかからないためだ。 生産現場ではTPPや国による減反見直しに対する不安も根強い。農業の生産基盤の維持に向け、経営の安定化に向けた政府の対策が問われそうだ。 農林水産省がこのほどまとめた16年農業構造動態調査によると、2月1日現在の農業就業人口は前年比8.3%減の192万2200人だった。
1983年から2014年まで、30年以上に渡って音楽が聴かれているフォーマットの変化を表した円グラフ。音楽も時代とともに聴き方が変化している様子が各年ごとに分かりやすく可視化されています。 データはRIAA(アメリカレコード協会)が発表しているアメリカの音楽視聴データです。 1983年の音楽は、カセットテープとアナログレコードが大部分を占め、CDは1%もありませんでした。 1991年には、初めてCDが50%を超えます(55.4%)。そしてアナログレコードはLP、シングルを合計しても1%強にまで落ち込みます。 1996年にはCDの売上がシングル、アルバム合計で初めて80%を超えます。 2000年にはCD売上が90%を超えます。 2004年になって初めて音楽ダウンロードが表れます。ですが、この年ではまだアルバム・ダウンロードは0.4%、シングルダウンロードは1.1%とわずかな割合しかありません
レコード「俺がやらねば誰がやるって気持ちかな」 音楽などの推定販売枚数やランキングを調査するニールセン・サウンドスキャン社が、今年の中間レポートを発表しました。アルバム売上げは相変わらず下降の一途、昨年よりも14.9%ダウンという結果に。一方で、レコードの売上げはここ数年増加し続けていることもわかりました。その伸びは40%増と大きく、ついに400万枚へ届いたといいます。音楽が物理的に実態のないものへと変わっていっても、やはりレコードというメディアの魅力にはまった人々の存在は消えません。 ストリーミング音楽サーヴィスも予想通り伸びており、その伸び率は42%アップ。正反対に位置するストリーミングとレコードの伸び率がほぼ同じというのが、なんとも興味深いですね。また、市場の伸びに対応するため、米国最大のレコード生産工場は、より大きな倉庫を探しているそうで業界の盛上りは上々。 レコードの魅力は、モノ
音楽配信売上 四半期数値[四半期更新] 年次推移[年次更新] 認定 ゴールドディスク認定[月次更新] ダウンロード認定[月次更新] ストリーミング認定[月次更新] ミリオン認定数推移・年次認定作品一覧[年次更新] その他 新譜数推移[年次更新] カタログ数推移[年次更新] デビュー歌手数推移[年次更新]
ロンドンに本部を置く国際レコード産業連盟(IFPI)は18日、2013年の日本でのデジタル音楽販売の売上が前年比23%減少、音楽CDなどの売上は13%減少したと発表した。全体では16.7%減の約3121億円だった。 全世界の音楽販売売上は3.9%減であった。IFPIはその要因として、世界の5分の1を占める日本市場の落ち込みを挙げた。実際、日本を除けば、わずか0.1%の減少だったという。 ちなみに、2013年に最も売れたアルバムは、ワン・ダイレクションの「Midnight Memories」だった。 【日本独特の販売手法】 日本のデジタル販売の売上減は、着うた・着メロ、シングル曲、動画販売の落ち込みが大きかったようだ。スマートフォンの利用が拡大し、YouTubeなどの利用者が増えたため、と各紙は推測している。 アメリカでは、デジタル販売が最大の販売手段だが、日本ではまだ未熟な分野だ、とウォー
伝統メディアからオンラインメディアへ。アメリカのメディア産業に携わる人や組織は、活躍の場をシフトさせている。アメリカ労働統計局(BLS;the Bureau of Labor Statistics)が発表したレポート“Media and Information”によると、衰退する伝統メディアに関わる労働者や組織数は年々大きく減り続けているのに対して、インターネットパブリッシングの労働者や組織数は増え続けている。 アメリカの情報(メディア)産業の労働人口は、2001年あたりをピークにして下げ止まらない。多くの雇用を生み出していたパブリッシング分野(新聞や雑誌/本のプリントメディアなど)やテレコム分野における労働者の減り方が大き過ぎるためである。 BLSは情報産業を次の56分野から成るものと定義している。各分野の2001年と2011年の労働者数は以下の表のようになる。ただ一つ労働者数が増えてい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く