世界初！大麻が脳に悪影響を与えることを科学的に証明
・長年不明であった大脳皮質内の神経回路形成の重要なメカニズムを解明 ・大麻（マリファナ）の有効成分でもあるカンナビノイド が、大脳皮質神経回路の破綻をきたすことを発見 ・大麻や危険ドラッグが脳に悪影響を与えることの科学的根拠を明らかにしたとともに、脳損傷、認知症での機能回復に応用できる可能性も期待できる成果 大阪大学大学院医学系研究科解剖学講座（分子神経科学）の木村文隆准教授を中心とする研究グループは、大脳皮質の神経回路形成に複数のメカニズムが関与することを解明しました。同時に、大麻の有効成分でもあるカンナビノイドと類似した物質が回路形成に重要な働きをしており、不要な配線（シナプス）を刈り込むこと、つまり、外来性に大麻を摂取すると、必要な配線まで刈り込まれ、神経回路の破綻をきたすことを世界で初めて明らかにしました （図1） 。 これまで、神経回路ができるのには神経活動が重要な役割をすること
小記事：大麻は脳梗塞のリスクを増加させることが判明:科学ニュースの森
2013年02月08日 小記事：大麻は脳梗塞のリスクを増加させることが判明 大麻は多くの国で非合法であるが、比較的安全なものであると考えられ多くの人々が嗜好品として嗜んでいる。また大麻に含まれる物質には医薬的な効果のあるものもあり、医療大麻としての研究も行われている。しかし大麻使用の長期的な影響については、それほど研究は進んでおらず不明瞭な点も多い。 この度、ニュージーランドはオークランド大学のAlan Barber博士らによって、大麻使用は脳梗塞のリスクを2倍以上増加させることが分かった。彼らは18～55歳の虚血性脳梗塞や一過性脳虚血発作患者160について尿検査を行った。するとこれらの患者は他の患者に比べて2.3倍大麻の使用頻度が高かった。 Barber博士によると、この調査では大麻利用者の多くがタバコも吸っていたため、明確に大麻のみの影響であることを確定するには更なる調査が必要ではある
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Casual marijuana use linked to brain abnormalities in students
