デザイナーやアーティストたちの意識とは往々にして、常にクリエイティブに向いているもの。日常生活や人とのつながり、クリエイティブアーカイブや最新資料など、ありとあらゆるものからインスピレーションや新素材、デザインソースを探している。そしてそのアイディアを練る時間、クリエイションを生み出す労力こそが、ブランドや作品の魅力を形づくる最も重要な要素のはずだ。しかし本人しか知り得ないセンスと感覚で、細心の注意を払ってグラフィックを配置したTシャツのデザインもアートワークも、彼らの手を離れ量産されたり露出されれば多くの人々の目にさらされる。そしてこの段階で法的に守られていないデザインやアートワークは、イミテーション、ブートレッグ、又は“オマージュ”という言葉を借りたノックオフ品のターゲットになるリスクが付いてくるのは否めないのだ。特にストリートカルチャーという領域のクリエイティブマインドたちにとって、