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本と書評に関するsugimo2のブックマーク (189)

  • 学生のためのお薦め図書リスト | 筑波大学 比較文化学類公式ホームページ

    比較文化学類では、学生のみなさんに、自主学修として広く読んでほしい図書を選定しました。 リストは「まず読みたい図書100」と「次に読みたい図書100」の二つに分かれています。それぞれに、専門の枠にとらわれない「全学生向きの図書」と、「領域・コースの学習に関する図書」が挙げられています。自由に参照して、読みたいを見つけるための一助としてください。 もちろんこのほかに、授業等で紹介される図書を読むことや、自分で読むべきを探すことも重要です。読書は、ある問題についての体系的な知識を獲得したり、複雑な情報を受け止めながら思考を深め、自分の問題意識を磨いていくために、きわめて重要な知的レッスンの場となります。できれば読書記録を作り、感じたことや考えたことをまとめたり、気に入った文章を引用して書き留めたりするとよいでしょう。 みなさんがこのリストを活用して、書物の世界を大いに楽しみ、刺激を得てくれ

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    sugimo2 2024/04/26
    “専門の枠にとらわれない「全学生向きの図書」と、「領域・コースの学習に関する図書」” 書店での入手可否がわかるのも良いし、なかなかいいバランスでつい顔が綻んじゃうねこれ
  • 本屋大賞ホント糞。早く終われ

    出版界隈の端っこにいる人間だけどさ。 もともと売れているが、さらに売れるだけの糞賞。書店員なんか一部を除いてベストセラーしか読んでないので、ベストセラーにさらにブーストがかかって他のとの格差がえらいことになるだけの糞賞。売れていないけど良作を書いている作家の、モチベーションと売上を低下させている糞賞。屋大賞のノミネーション10作品が長期間屋のいい場所を占拠し続けるので、選に漏れた良作が埋もれるだけの糞賞。書店員の多数決という糞システムを採用しているので、同じような作家ばかりがノミネートされる糞賞。屋大賞が影響力を持ちすぎたせいで、出版社も書店相手にゲラを読ませて帯コメントを取るなどの糞行為をはじめ、書評家・評論家の立場が低下し業界の批評機能を麻痺させている糞賞。 早く終われこんなもの。出版界の癌やろ。 参考: https://anond.hatelabo.jp/201404131

    本屋大賞ホント糞。早く終われ
    sugimo2
    sugimo2 2024/04/11
    旧刊限定なら面白かったろうになあとは思ってるけど、正直もうリアル書店員は本を読む暇も金も無いのでは。
  • 弱者男性を主人公にした作品

    阿Q正伝(魯迅 中国)弱男度:★★★★★ 悲惨度:★★★★★ 弱男文学界のラスボス。貧乏でブサイクで字も読めない性格も悪い主人公阿Q(仮)が、何の救いもなく転落していく話。 「精神的勝利法」という思考法も阿Q(仮)を弱男たらしめている重要要素。底辺なのにプライドは人一倍高い。 金持ちの女中に言い寄ろうとして逃げられ村八分になり、盗みを働くようになる。 革命に便乗して騒いでいたら、最後は頭が悪いせいで冤罪で処刑される。 何が悲惨かというと、死んで悲しまれないどころか死自体が冤罪で無意味なところ。 ノートルダムのせむし男(ヴィクトル・ユゴー フランス)弱男度:★★★★☆ 悲惨度:★★★★★ 阿Q正伝が東洋の弱男文学代表だとしたら、ノートルダムのせむし男は欧州代表。 主人公カジモドは見た目がキモいという理由で親から捨てられて幽閉されて育てられる。 自分に優しくしてくれた美少女に恋するけど、美少女

    弱者男性を主人公にした作品
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    sugimo2 2023/08/12
    『ふくろうの叫び』(パトリシア・ハイスミス 米国) “結婚に失敗し、精神的に疲れていたロバート・フォレスターにとって、幸せそうに生活する女性ジェニファーの姿をこっそり眺めることが、唯一のやすらぎだった”
  • 漫画『スキップとローファー』のように俺も親友と「HUG…」したい人生だった - kansou

    色んな人間からさんざん「漫画スキップとローファー』読め」と言われても、なんとなく気分が乗らず後回しにしてきた人生だったんですが、先日ようやく読みました。 俺の今までの人生いったいなんだったんだ 俺はなにをしてた?なに考えてたんだこのクソッタレは?やり直したい…こんな最高の漫画を無視し続けた過去の俺の後頭部をブン殴って気絶させ両手両足を縛り付けて島流しして牢獄に閉じ込めて強制的にスキップとローファーを読ませ続けたい。 デカい事件が起きるわけでも、大恋愛が始まるわけでも、物語をかき乱す悪者が出てくるわけでもない、あくまでもただ「高校生の日常」を描いているだけなのにあまりにも面白すぎる。読み終わったあとの 「イイもん読ませていただきました……」 という充実感と「この続き読むためなら親すら裏切るかも」と思わせるほどの吸引力。とにかく人間を分かりすぎている。高松美咲先生20人いるだろとしか考えられ

    漫画『スキップとローファー』のように俺も親友と「HUG…」したい人生だった - kansou
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    sugimo2 2023/07/20
    “『氷の城壁』を読んだ時にもあった幻覚にも近い異常な没入感。1ミリもこんな学校生活は送ってねえのに「俺の青春はこれだった」となってしまう”
  • 第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌

    古典SFを読み始めて3年が過ぎ、「SF的自我の目覚め」を迎えた高野秀行が、かつて読んでいたSF名作の再読に挑む。 思春期は人間にとって最も厄介な時期である。自意識がMAXまで膨れあがり、「世界とは何か」とか「××とはこうあるべき」みたいな壮大なテーマを語りたがる。世界の裏には普通の人たちが気づかない真実が潜んでいてなぜか自分(を含む一部の人間)だけがそれを知っていると思いたがる。そして、思春期はどのジャンルにも存在する。 私もこの連載を始めてもう4年、そろそろSF幼年期が終わり、SF思春期に差し掛かってきた気がする。人生的にいえば中学二年生レベルだ。その証拠に最近「SFとは何か?」とか「この小説は果たしてSFなのか?」とか「この作品の裏には別の解釈があるのでは?」なんてことばかり考えてしまう。どう見ても私ごときのSF読書歴ではそんなことを語る資格も能力もないのに。私がSFの定義や古典SF作

    第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌
    sugimo2
    sugimo2 2023/07/07
    “後世に多大な影響を与えたと大森さんに言わしめ、筒井先生に衝撃を与えたのなら、ハルヒシリーズはもう「古典SF」と呼んでも差し支えないだろう。実際、第一作(2003年刊)からすでに20年が経過している”
  • サダム・フセインやポル・ポトのような独裁者は何を食べてきたのか──『独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓』 - 基本読書

    独裁者の料理人:厨房から覗いた政権の舞台裏と卓 作者:ヴィトルト・シャブウォフスキ白水社Amazonこの『独裁者の料理人』は、その書名通りの一冊である。カンボジアのポル・ポト。イラクのサダム・フセイン。ウガンダの大統領イディ・アミン。アルバニアの首相エンヴェル・ホッジャ。キューバのフィデル・カストロ──。そうした独裁者と呼ばれることもある彼らにかつて仕えた料理人らにインタビューを行い、彼らが何をべ、何を好み、どのようなコミュニケーションをとってきたのかをまとめている。 最初はそんなに期待しないで読み始めたのだけど、これが大変におもしろい! 独裁者は常に暗殺に怯えるものだが、この世でもっとも使い古されてきた暗殺手段の一つは「毒殺」だ。もちろんそんなことは独裁者側だってわかっているから、毒味役もいるし成分検査が行われることだってある。とはいえ、だから料理人が誰であってもいいという話にはなら

    サダム・フセインやポル・ポトのような独裁者は何を食べてきたのか──『独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓』 - 基本読書
    sugimo2
    sugimo2 2023/05/15
    “サダムの好物のひとつは魚のスープで、「泥棒の魚スープ」と呼ばれていたものだ。本来脂の多いガッターンという魚を使うが、鮭や鯉でもできるという”
  • 乱読クライム・ノヴェル第六十三回 パトリシア・ハイスミス『殺人者の烙印』(執筆者:小野家由佳) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    「今の翻訳ミステリー大賞シンジケートは、過去の名作についての言及が少ない!」ーーそんなことをお思いの方はいらっしゃいませんか? そういう方向けの連載が今回から月イチで始まります。犯罪小説が大好きでしかたがないという小野家由佳氏が、偏愛する作家・作品について思いの丈をぶつけるコラムです。どうぞご期待ください。(事務局・杉江) パトリシア・ハイスミスのことを長年、恐れ、遠ざけていました。 一年に一冊しか手に取る気になれない。読むたびに「しばらくはもういいや」と思ってしまう。年に一冊でも読んでいるのなら十分なのではないかと思う方もいるとは思いますが、好きな作家となると何冊、何十冊と続けて読んでしまう人間である僕にとって、これはかなり珍しいことなのです。 ひとえにハイスミス作品に嫌な話が多いせいです。善人の平穏な生活が強烈な悪意によって壊され人生までも歪められていく『プードルの身代金』(1972)

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    sugimo2 2023/05/01
    “パトリシア・ハイスミスのことを長年、恐れ、遠ざけていました。 一年に一冊しか手に取る気になれない。読むたびに「しばらくはもういいや」と思ってしまう”
  • 目黒考二が開拓し、北上次郎が花開かせた書評文化ーー「本の雑誌」創刊者の功績を振り返る

    の雑誌風雲録』(の雑誌社)を書いた目黒考二さんが亡くなった。それは同時に、『書評稼業四十年』(の雑誌社)を書いた北上次郎さんが亡くなったことでもある。椎名誠さんらと「の雑誌」という書評を中心とした雑誌を「目黒考二」として立ち上げ、そこに「北上次郎」ほかのペンネームを使って数多のを紹介したことが、を軸にしたメディアを存在させ、同時に書評という行為でべていけるくらいの人を少なからず生み出した。この「リアルサウンドブック」というサイトが成立していることの根っこにも、目黒考二であり北上次郎の突拍子もない好きぶりがドッカと腰を下ろしているのだ。 カミムラ晋作による『黒と誠~の雑誌を創った男たち~』(双葉社)という漫画が双葉社の文芸総合サイト「COLORFUL」で2022年の4月から連載されている。11月には単行の第1巻が発売された。この漫画に描かれているのが、「黒」こと目黒考二

    目黒考二が開拓し、北上次郎が花開かせた書評文化ーー「本の雑誌」創刊者の功績を振り返る
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    sugimo2 2023/01/27
    “書評といえば新聞で大家の作家や評論家が書くものだという認識が残っていた。けれども、そこでは自分たちが読みたいSFやミステリーといったエンターテインメント系の小説が取り上げられることはない”
  • 情報紙「有鄰」566号|出版物|有隣堂

    『十二国記』は最高に面白い – 1面 北上次郎 ちょっとどころではない感動の出会い 『白銀の墟 玄の月』第1巻 新潮文庫 小野不由美の「十二国記シリーズ」の最終編である『白銀の墟 玄の月』全4巻が刊行された。長編で言うならば、18年ぶりの刊行である。待ち望んでいたファンがどっと押し寄せ、ただいまベストセラーになっている。これを契機に、このシリーズを紹介せよ、というのが私に与えられたお題だが、実は私、ファンタジーが苦手である。 どのくらい苦手なのかというと、これはこれまでに何度も書いてきたことだが、この例を出すとわかりやすい。ずいぶん昔、もう作家名も小説の題名も忘れてしまったが、全米の郵便物がアメリカの中央にある街に一度集められ、それからまた全米に配付されていくという小説を読んだことがある。面白そうでしょ。ここからどんな物語が始まるのか、と胸をわくわくさせていたら、次の章でいきなり天使が登場

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    sugimo2 2023/01/25
    “いやあ、びっくりした。世の中にこんな小説があるのか。『図南の翼』で、主人公の少女が「大馬鹿者!」と怒鳴るラストを読み終えると感動がこみあげてきて、もうダメだ。仕事なんてやっている場合ではない”
  • 『ゴリラーマン』解題〜いかに『ゴリラーマン』は斬新なマンガであったか〜 | マンバ通信

    『ゴリラーマン』の時代 ヤンマガで『ゴリラーマン40』の連載が始まっている。それで久しぶりに『ゴリラーマン』を読み直してみたら、やはり面白かった……と思いつつ、あの時代の感覚を共有していないと、今の読者には伝わりづらいかもな、と思うところもあったので、『ゴリラーマン』を成立させていた時代背景みたいなものを書いてみたい。 『ゴリラーマン』は、とにかく絶妙なさじ加減のマンガだった。 ヤンキーマンガであるけど、ケンカがメインというよりは「かったるい学校生活を過ごす高校生」という感じのマンガで、青春マンガの要素もあるんだけど、「燃えさかる青春」ということでもなく、どことなくドライなところがあった。なおかつ、妙にオタクっぽいところもある。間口が狭いんだか広いんだか、よくわからないけど面白いという、他にないタイプのマンガだった。 (以下、カッコ書きしてあるのが作品としての『ゴリラーマン』、カッコ書きが

    『ゴリラーマン』解題〜いかに『ゴリラーマン』は斬新なマンガであったか〜 | マンバ通信
  • 中北浩爾『日本共産党』 - 紙屋研究所

    中北浩爾『日共産党 「革命」を夢見た100年』(中公新書)を読了。細かい評価は別にして「としてどういう印象を持ったか」をざっくり書いておきたい。 日共産党-「革命」を夢見た100年 (中公新書 2695) 作者:中北 浩爾 中央公論新社 Amazon 組織構造や政策などを論評するという「ヨコの軸」でのではなく、100年の歴史を振り返ることで「日共産党」という政党を論じる「タテの軸」でのである。 日共産党は世界的にみて資主義国では共産党という名前の政党が極端に小さくなったり消滅する中で「かなりの踏ん張りをみせている」(p.24)という評価をしている。 そのような「かなりの踏ん張り」はなにゆえ生じているかをみたときに、一言で言えばソ連や中国の影響を脱して、「宮路線」、つまり1961年に現在の原型となる綱領を確定し、指導者であった宮顕治が率いてきた自主独立の路線によるものだと

    中北浩爾『日本共産党』 - 紙屋研究所
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    sugimo2 2022/06/05
    “日本共産党は自主独立・平和革命の「宮本路線」によって先進資本主義国の共産党として飛躍し、現在もその遺産で食べている”
  • 北海道への愛とネタが特盛り。マンガ『波よ聞いてくれ』で、「バーチャル札幌市民」気分を味わう(ひらりさ) #ソレドコ - ソレドコ

    知らない街の風景をのぞける「ご当地マンガ」連載。 マンガの沼の住人たちに、「縁もゆかりも、それまで訪れたこともなかったけど、その作品を読んでその地域へ訪れたくなった作品」をセレクトしてもらいました。旅の予習にマンガはいかがでしょうか。 第4回は北海道札幌市を舞台にした『波よ聞いてくれ』を、ひらりささんが紹介。読んでいると、「作中のラジオ番組を聞いている札幌市民の気分になれる」といいます。 【マンガ沼の住人が推す「ご当地マンガ」】連載 「今月の選出者/今月の作品(街)」として毎月1作品を紹介していきます。 ぶちさん/『町でうわさの天狗の子』(奈良県奈良市) 梅ゆうこさん/『そのへんのアクタ』(鳥取県鳥取市) Dainさん/『ぱらのま』(東京都新宿区四ツ谷) ひらりささん/『波よ聞いてくれ』(北海道札幌市)(この記事です) 杉村啓さん/『第九の波濤』(長崎県長崎市) ステイホームが基とな

    北海道への愛とネタが特盛り。マンガ『波よ聞いてくれ』で、「バーチャル札幌市民」気分を味わう(ひらりさ) #ソレドコ - ソレドコ
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    sugimo2 2022/03/02
    “札幌出身の友人も、「ホームシックを癒やすために読んでいる」と言っていたので、このバーチャル札幌を札幌として愛でていても、大丈夫……ですよね?”
  • 書評家が本紹介TikTokerけんごをくさし、けんごが活動休止を決めた件は出版業界にとって大損害(飯田一史) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    2021年12月9日、書評家の豊崎由美がTwitter上に と書き込み、これを受けて紹介動画を投稿するTikTokerの代表格であるけんごがやはりTwitterにおいて と応答。また、 とTikTokでの活動休止を発表した。 筆者はこのことは出版業界にとって大きな損失だと考える。 ■2021年に女子中高生にけんごが与えた影響はきわめて大きかった今年発表された毎日新聞社と全国学校図書館協議会(全国SLA)による学校読書調査の結果を見ると、中高生女子に対するけんごをはじめとするBookTokerの影響力は一目瞭然である。 「学校図書館」(全国学校図書館協議会)2021年11g都合45pより引用 「今の学年になってから読んだ」の上位に来ている『桜のような僕の恋人』『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら。』『余命10年』などの作品およびその書き手、以前から学校読書調査上で人気があったが、TIkT

    書評家が本紹介TikTokerけんごをくさし、けんごが活動休止を決めた件は出版業界にとって大損害(飯田一史) - エキスパート - Yahoo!ニュース
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    sugimo2 2021/12/11
    “なかなか本に興味をもってもらいづらい高校生に対してTikTokの本紹介動画が刺さった、そういうやりかたなら届く読者がたくさんいた、ということは貴重な発見だった”
  • 月30冊読書する僕を“SF沼”に落としていった、初心者にも優しいSFたち(寄稿:冬木糸一) - ソレドコ

    こんにちは。普段は「冬木糸一」というハンドルネームで、ブログ「基読書」などにSFやらノンフィクションについての記事を書き続けています。 SFとは「サイエンス・フィクション」の略で、ざっくりと説明すれば、科学的空想(社会科学や人文科学も含む)が投入された作品群のこと。その中でも、今回は「初心者向けのSFを紹介してください」との依頼を受けたので、その線に沿って作品を紹介していこうと思う。 とはいえ、何らかの基準がなければ作品を列挙し続ける羽目になる。そのため、今回紹介する切り口としては、まず「古典的名作SF」は省くことにした。また、実際に僕自身がSFを読み始めるきっかけになった作品、短編集、登場人物の恋愛模様を描いた作品、ハリウッド映画の原作など、文庫化済みで手に取りやすいものを選んでいる。 自分のSF読書歴を振り返ってみるに、どこかの瞬間にSFというジャンルへガツンと入り込んだという記憶は

    月30冊読書する僕を“SF沼”に落としていった、初心者にも優しいSFたち(寄稿:冬木糸一) - ソレドコ
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    sugimo2 2021/10/10
    “数ある短編集の中でも最初に読ませたいとしたら、なんといってもジョン・ヴァーリイの短編だ”
  • 海外SF小説の超絶傑作「死者の代弁者」について、今から全力でお勧めします

    小説を読んでいて、 「この作品の作者さんは、どうしてこんな作品を書けたんだろう?」 「どんな脳をしていればこんな筋書きが思いつくんだ……?」 と思うことがたまにあるのですが、私にとって、その頻度が一番高い作家はオースン・スコット・カードかも知れません。 この記事で、私はオースン・スコット・カードの傑作中の傑作である「死者の代弁者」について、多少なりと未読の皆さんに興味を持ってもらえるようなお勧め記事を書きたいと思っているのですが、事前に二つ断らせてください。 ・この記事を読むと、「死者の代弁者」の前作「エンダーのゲーム」の終盤の展開について、否応なく推測出来てしまうこと ・「死者の代弁者」についてのネタバレは最低限に抑えるが、それでも多少は内容について触れない訳にはいかず、完璧にゼロの状態で「死者の代弁者」に触れた時の楽しさを若干は損なってしまうかも知れないこと 「ネタバレ注意、と書いた時

    海外SF小説の超絶傑作「死者の代弁者」について、今から全力でお勧めします
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    sugimo2 2021/06/07
    “「ネタバレ注意、と書いた時点でネタバレになってしまう」という作品が世の中には時折ありますが、「死者の代弁者」はこのカテゴリーに極めて近い作品です”
  • 【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】あのころは愉しかった・80年代回顧(北上次郎)|Hayakawa Books & Magazines(β)

    【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】あのころは愉しかった・80年代回顧(北上次郎) 冒険アクション大作『レッド・メタル作戦発動』(マーク・グリーニー&H・リプリー・ローリングス四世、伏見威蕃訳)刊行を記念し、1970~80年代の冒険・スパイ小説ブームについて作家・書評家・翻訳家が語る連続エッセイ企画を行います。第1回は書評家・北上次郎さんです。 *** クレイグ・トーマス『狼殺し』の再読を、ずっと迷っている。 私はいま《ミステリマガジン》で「勝手に文庫解説2」という連載をしているのだが、ここで『狼殺し』を取り上げる予定で、そのときの見出しまですでに考えている。 「トーマス『狼殺し』は最高である!」 というのがそれだ。私は、日に翻訳された冒険小説のベスト1が『狼殺し』だと確信しているのである。にもかかわらず、その再読をずっと迷っているのは、いま読んで

    【『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ/冒険・スパイ小説の時代】あのころは愉しかった・80年代回顧(北上次郎)|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    sugimo2 2020/04/15
    “アイディアだけの小説なら風化するだろうが、真の冒険小説なら古びない。真の冒険小説とは、死にかぎりなく接近し、そこから生還してくる男の物語である”
  • 「熊の皮」ジェイムズ・A・マクラフリン著、青木千鶴訳|北上次郎のこれが面白極上本だ!

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    sugimo2 2020/02/08
    “なかなかよくできたミステリーだが、実はこれ、犬好きにはたまらない小説といっていい。犬が次々に登場してくるのだ。犬が登場する小説は珍しくないが、「次々に」というのは珍しい”
  • 生き抜くための武器は持ったかを問う『僕は君たちに武器を配りたい』(瀧本哲史・著) : やまもといちろう 公式ブログ

    先生に「いや、長女が生まれたんですよ。令和の女ですよ」と冗談めかしてお伝えしたところ、先生は「令和なんて関係ないよ。いつの時代だって先は読めないし、時代で人や社会を切るのは君らしくない」とDISられた私が通ります。 ということで、瀧哲史先生の代表作『僕は君たちに武器を配りたい』をお薦めしておきたいと思います。 Amazonはこちら そういう激動の時代を生き抜く知恵をイノベーションに求め、瀧先生はリベラルアーツ(教養)と偶然に求め、チャンスを生かして身を立てるためには学歴教養のような誰もが決まった肩書に固執してはならないと説く。そして、見せかけのラベルによる分類で選択を誤ってはならない、真実や正しい選択に至るためには、考え、生き抜くための「武器」が必要だ、と瀧先生はブレずに語り続けるわけであります。 また、人を見抜くためには、何者であるかを経歴ではなく素養で判断し、知識を(相対的

    生き抜くための武器は持ったかを問う『僕は君たちに武器を配りたい』(瀧本哲史・著) : やまもといちろう 公式ブログ
  • 第63回『古い骨』(執筆者:加藤篁・畠山志津佳) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    全国20カ所以上で開催されている翻訳ミステリー読書会。その主だったメンバーのなかでも特にミステリーの知識が浅い2人が、杉江松恋著『読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100』をテキストに、イチからミステリーを学びます。 「ああ、フーダニットね。もちろん知ってるよ、ブッダの弟子でしょ。手塚治虫のマンガで読んだもん」(名古屋読書会・加藤篁) 「後期クイーン問題? やっぱフレディの死は大きいよね。マジ泣いちゃったなー。We will rock youuuu !!!」(札幌読書会・畠山志津佳) 今さら聞けないあんなこと、知ってたつもりのこんなこと。ミステリーの奥深さと魅力を探求する旅にいざ出発! 加藤:まだまだ先と思っていた東京オリンピックですが、ここに来てなんだか急に動き出しましたね。聖火ランナーの募集が始まったと聞いて、張り切って応募しようと思ったものの、いざとなると説得力の

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    sugimo2 2019/07/02
    “通りがかりのレストランから漂ってくるフライド・ポテトやステーキの匂い、手づかみでむしゃぶりつくエビの塩味、パンでぬぐって最後の一滴まで味わうスープ、無言で堪能するガレットにクレープ…”
  • 「ファクトフルネス」は、2019年に日本人がまず真っ先に読むべき1冊だと言えると思います。|徳力基彦(tokuriki)

    書籍「ファクトフルネス」は、TEDトークで、データに関する伝説のプレゼンテーションを遺したハンスロスリング氏が書いた書籍です。 彼のプレゼンテーションは、TEDトークの数ある人気プレゼンの中でも、私のダントツのお気に入り。 この動画の4分ぐらいからの1分間なんか芸術ですよね。 私たちが昭和の頃から思い込んでいる発展途上国という概念が、もはや適切ではない言葉であることを思い知らせてくれる楽しいプレゼンですし。 こんなにデータを分かりやすく楽しく見せてくれるプレゼンを見たのはこの時が初めてでした。 たぶんこのプレゼンを初めて見たのは2007年だったと思いますが、今でもあの時の感動は手に取るように思い出せます。 そんなロスリング氏の書籍が出たということで、日語版が出るのを楽しみに待ってたんですが。 光栄なことに中川さんから一足早く献いただいたので、早速読ませていただきました。 結論から言うと

    「ファクトフルネス」は、2019年に日本人がまず真っ先に読むべき1冊だと言えると思います。|徳力基彦(tokuriki)
    sugimo2
    sugimo2 2019/01/07
    “本書でロスリング氏は、世の中を「ドラマチックすぎる世界の見方」で見るのではなく「ファクトフルネス」つまり「事実に基づく世界の見方」で見る習慣をつけるべきだと説いています”