防衛省「聖域」にメス=政治的配慮で歯切れの悪さも−事業仕分け 防衛省「聖域」にメス=政治的配慮で歯切れの悪さも−事業仕分け 行政刷新会議の「事業仕分け」は26日、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)や防衛装備品の調達費など、防衛省が「仕分け対象に適さない」と主張する予算に切り込んだ。ただ、政治的な判断を要する分野が多いだけに、仕分け人の判定に歯切れの悪さも目立った。 「基地で働いている人は民間とどの程度(給与が)違うのか」。思いやり予算に関する議論の中で、取りまとめ役である民主党の枝野幸男元政調会長ら仕分け人チームは再三、防衛省に迫った。 これに対し、同省担当者は「民間水準とあまり違いはない」と繰り返したが、詳細なデータは最後まで示せなかった。最終的には「地域の実情が十分に反映されていない」と12人の仕分け人全員が「見直し」と判断した。 ただ、思いやり予算は日米地位協定や特別