皆さんは“セル(画)”を実際に見た事があるでしょうか? 私のような古いアニメファンは、“セル”と聞けば大概は見た事があり、どんな物かは分かっています。初期のアニメブーム時にはとんでもない値段がついたものもありました。 (アニメブーム以前は単なる産業廃棄物でした) ただしセルの語源になった本物の“セルロイド”製の物を見た事がある人はほとんどいないと思われます。アニメブーム以降に普及している物は実際には“アセテートフィルム”になっていて、そもそもセルロイド製の物が日本に存在したのか私は知りません。セルロイドはかなり厄介な樹脂で、劣化しやすかったり一定の温度以上になると発火したりします。この事からセルロイド製の初期の映画フィルムは、相当の数が劣化したり保管庫の火事などで焼失していると思われます。 話が逸れました。 最近若い方の指導をしていると“セル(レイヤー)の重なりのイメージが弱い・出来ていな