前から思ってたことを言語化しておこうと。 ゲームとかアニメとか小説とか漫画とかで、パラレルワールドが出てくることがある。過去のある時点で、何かしらの選択や結果が異なる、別の世界だ。歴史のIFルート。何かしらの作品のファンなら誰でも考えてしまうそれが、もしあったら、という世界観。まあ面白いのだけども、そういうのを見かけるたびに俺は思うのだ。世界が分岐するというのはどういうことなのか、と。 物語的には、誰かが何かをした/しなかった、何かを成し遂げた/成し遂げられなかった、運がよかった/悪かった、のような感じで分岐させるのがわかりやすい。しかしだ。人間の行動だけが、行動の結果だけが、世界を分岐させる条件であるというのは、いくらなんでも都合が良すぎる。わかりやすすぎる、というか。俺がここで今、6面体のサイコロを振ったら、世界は6個に分岐するのか?冷静に考えておかしくないか? もっとこう、例えば量子