アジャイル開発というとXPに代表されるようなエンジニアリング的な要素が強いように感じられる。しかし、プロジェクトマネージメントをアジャイルにすることの方が重要だと思っている。僕が気に入っているのはスクラムだ。既に書籍が出ており、かなり明確に体系化されている。スクラムのプラクティスがなにかというのはWebや本で探ってもらうとして、なぜスクラムが良いのか・なにが難しいのか、というあたりを書いてみたい。 スクラムの良さ スクラムの良さはタイムボックスによるコントロールだ。ソフトウェア開発は、要件も技術要素も非常にあいまいで、ようはやってみなくては分からないことが多い。とはいえ何も基準がないのでは混乱をきたす。そこで、ある時間枠(土日を含む30日間)を基準とする。 チームは少人数(7人前後)で構成されており、自分達で期間内の作業にコミットする。作業ゴールは必ずテスト済みの動くアプリケーションで
ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も) システム開発の標準化の話題が多いんですけど、それを見ていると、このおはなしに行き着いているみたい。 開発プロセス標準化への道(1) 開発プロセスに対する幻想を破壊する やばやば。このお話の先の話をしないと、せっかく、かおる姫のすばらしさを書いても、ぜーんぜんつたわんないじゃないっすかあ! ということで、メモ程度に書きます。 まず、今、学会に出ているような開発プロセス論は、そのまま使うと、現実の壁にブロックされてしまいます(後で、どんな感じか説明します)。 なんで、実務上、開発する場合、それらをひねって使います。 学会のいうように、ある開発プロセスをそのまま使って、ソフトウェアファクトリ(ソフトの自動生成工場をつくる)というのは、出来ないとは言わないけど、難しいと思います(たとえて
StandishグループのCHAOSレポートは長年、 ITプロジェクトでの何兆ドルもの損失について論じてきた。 34%の成功率は、2001年の28%からの大幅な改善である。 ただ「失敗」とは何のことだろうか。chaosレポートは成功をこう定義づけている。時間どおり、予算どおり、そして、その他期待しうる特徴のほとんどだ。しかし、これが本当に成功なのか?なんと言ってもWindows95はものすごく遅れたわけだが、マイクロソフトのビジネスには著しく貢献している。 納期が遅れたとか、予算がオーバーしたとかでプロジェクトが失敗したと言うよりも、失敗したのは見積もりなのだと言いたい。CHAOSレポートはソフトウェアプロジェクトの失敗の記録ではなく、ソフトウェア見積もりの失敗の記録なのだ。 何が成功として勘定できるのか。測ることが可能なのであれば、答えは投資へのリターンとなるべきだ。悲しいかなこれを測る
http://www.martinfowler.com/bliki/CannotMeasureProductivity.html 設計手法などのソフトウェアプロセスについて、感情的に議論されているのをよく目にします。しかし、その議論に答えを出すのは不可能です。ソフトウェア産業では、ソフトウェア開発の効果要因を計測する術がないからです。特に、生産性を合理的に計測する方法はありません。 生産性とは、インプットとアウトプットで決定されるものです。 ソフトウェアの生産性を測るには、ソフトウェア開発のアウトプットを見なくてはいけません……が、そのアウトプットを計測できないからこそ、ソフトウェア開発の生産性が計測できないのです。 これに対して何もしなかったわけではありません。コード行で生産性を計測しようと研究をしている人たちがいます。めちゃくちゃムカつきますね。だって言語は違うし、数え方の違いもあるし
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