過去にLinkedInから流出したパスワードについてセキュリティ企業Preemptが調査したところ、約35%にあたる63,588,381件が既にパスワードクラック用の辞書に含まれるものだったそうだ(Preemptのブログ、BetaNews)。 Preemptでは具体的な流出時期などを明記していないが、件数からみて2012年に発生したLinkedInの情報流出に伴って取得され、昨年5月に1億6,700万件が販売されていると報じられたアカウント情報のようだ。 パスワードクラック用の辞書に載っているのであれば、パスワードの複雑さは意味をなさない。パスワードを再利用する人も多いため、過去に流出したパスワードを再度設定してしまう可能性もある。組織内のシステムではパスワードの有効期限が無効化されていることも多く、複数のユーザーがパスワードを共有したり、そのパスワードを外部サービスに設定したりすることで