地震による家具の転倒を防ぐとして市販されている器具の一部を東京都が調査したところ、揺れの大きさによっては効果が得られない商品があることが分かり、都は器具を組み合わせて家具の上下を固定し、効果を高めるよう呼びかけています。 調査は、都が委託した検査機関が行い、実際の地震に近い震度6強相当の振動を加えて転倒を防止できるかテストしました。 その結果、いずれの商品も単独で使用した場合は家具が転倒しましたが、商品を組み合わせて家具の上下を固定すると、転倒せずに数10センチの移動に抑えられたケースが確認できたということです。 ただ、天井との接地面が小さいポール式の器具は、ほかの商品と組み合わせても転倒を防止できなかったということです。都によりますと、テストを行った商品の中には、「震度7でも転倒を防いだ」などと表示されているものもあったということです。 都は、揺れの大きさなど条件によっては、表示どおりの