R. Colin Johnson:EE Times (翻訳 田中留美、編集 EE Times Japan) スイスの大学であるÉcole Polytechnique Fédérale de Lausanne(EPFL)の研究グループは、モリブデナイト(二硫化モリブデン、MoS2)を半導体材料として利用できることを発見したと発表した。同グループによれば、MoS2を用いたトランジスタは現在主流の半導体材料であるSi(シリコン)を用いる場合に比べて消費電力が10万分の1と小さい上、トランジスタのサイズを大幅に小型化できるという(図1)。 EPFLによると、MoS2はバンドギャップを持たせることが可能なため、次世代の半導体材料としてグラフェンにも勝るという(参考記事:IBM社、グラフェンFETにバンドギャップを持たせることに成功)。 MoS2は地球上に豊富に存在する鉱物であり、これまでにも合金鋼や
(2007-01-06 新規作成) Trac関連のブックマーク、2008年分。 たまに割とTracじゃないものも混じります。
「欧米の研究職は一般事務職に比べて2.13倍の報酬を得ているのに対し、日本の研究職は1.18倍でしかないという報告もある」。12月7日付の日本経済新聞の朝刊コラム「春秋」が一部で話題を呼んだ。日本の子供の数学、理科の応用力が下がっていることや理科離れが進んでいる背景には、研究者や技術者を正当に評価しない企業や社会の風潮があると指摘する内容だ。思わずうなずいた人も多かったのではないだろうか。 日経コラムのソースは、平成14年度の「科学技術の振興に関する年次報告」(年次報告)のようだ。年次報告は人事院の「職種別民間給与実態調査(平成13年度)」を基に、日経コラムが引用した研究職だけではなく、技術職の日米の給与格差も掲載している。米国の技術者の平均賃金は一般事務職と比べて約1.65倍。対して、日本では約1.11倍という。研究職ほどではないにしても、正当に評価されているのかというと疑問に思う人は多
ワイヤレスジャパン2007で浜松ホトニクスは、最長2kmを1.25Gbpsのワイヤレスネットワークで結ぶ光無線システム「PHOTOLINER-G C10370」を展示・デモンストレーションした。今年秋以降に提供開始する。 光を利用してギガビットLANを最長2km無線伝送する「PHOTOLINER-G C10370」 主に離れた建物の間でLANを構築する用途に利用され、ギガビットイーサネットなどを光化して伝送する。同社の従来製品でギガビットの速度に対応したもの(PHOTOLINER-G C8570-02)は最長通信距離が最長1kmだったが、新製品ではこれを最長2kmとするとともに、同221×248×550mm・15kgだった装置本体を、155×164×435mm・約5.5kgへと大幅に小型軽量化した。 UTPケーブルをそのまま収容可能 新製品で新たに投入されたのが、デジタルカメラの手ブレ補正
米Intelは,デジタル・データを40Gbpsで光信号に変換可能な,シリコン(Si)製半導体のレーザー変調器(laser modulator)を開発した(写真)。Intelフォトニクス(光回路)技術研究所のAnsheng Liu氏が米国時間7月24日,同社の公式ブログへの投稿で明らかにしたもの。 光集積回路(PIC:Photonic Integrated Circuit)をSi製半導体と組み合わせるには,デジタル・データを高速に光信号へ変えるSi光学変調器(silicon optical modulator)が欠かせない。現時点で実用化されている光学変調器の動作速度は10Gbpsで,ニオブ酸リチウム(LiNbO3)やIII―V族化合物半導体などの比較的新しい材料を用いている。こうした素材は,最大で動作速度40Gbpsの実績がある。 Intelは,より一般的で安価な材料であるSiを使って同等
会期:6月10~15日(現地時間) 会場:フランス リヨン市 リヨン国際会議場(Centre de congres de Lyon) マイクロマシン(MEMS)の研究分野の一つに、超小型のエネルギー発生器がある。簡単に言うと、超小型の発電機あるいは電池を開発しようという試みだ。マイクロパワー発生器(Micro Power Generator)とも呼ばれる。その代表が燃料電池セルである。MEMS技術を利用して燃料電池セルを小型化する研究が国内外で活発に行なわれている。 燃料電池に期待されるのは、発生する電力のエネルギー密度がリチウムイオン電池やニッケル水素電池などよりも高いこと。一方、燃料電池で電力を継続的に発生するためには、燃料を継ぎ足さなければならない。寿命を意識せざるを得ない点では、現在の電池とあまり変わらないといえる。 ところが、電池の寿命をまったく意識せずに済む発電機がMEMS分野
【Interop Las Vegas】イーサネットは100Gビット/秒へ、ファウンドリ副社長が最新の標準化活動を報告 10Gビット/秒のイーサネットの製品が数多く見られる「Interop Las Vegas 2007」の展示会場。だが、標準化団体は早くも一桁上の100Gビット/秒版イーサネットの議論を始めている。Interop Las Vegasでは、米ファウンドリ・ネットワークスのハードウエア・エンジニア部門のジョン・バーガー副社長が、その最新の活動内容を報告した。関心が高く、会場となった宴会場の収容数を超える展示会来場者が同氏の講演に耳を傾けた。 100Gビット/秒版イーサネットを検討するのは、IEEE802.3のHSSG(ハイスピード・スタディグループ)。2006年に7月に結成され、現在はPAR(標準化承認依頼)が検討されている段階にある。PARが承認されれば、作業部会は「タスクフォ
2007/05/10 物理的なコンテナを、まるまる1つデータセンターにしてしまうサン・マイクロシステムズの「Project Blackbox」の中に入ってみた。約15平方メートルの設置面積に250台のサーバを詰め込むことができるという高い集積度を持つ、世界初の「移動できるデータセンター」だ。先行事例として、すでにスタンフォード線形加速器研究所が導入を決定しているほか、今夏にも一般向け出荷を始める。 Project Blackboxは、海路や陸路といった輸送で標準的に使われているサイズのコンテナを、その外形を変更することなく中にデータセンターを構築した、一風変わったプロダクトだ。コンテナのサイズは世界的にISO規格で統一されているため、既存のコンテナ運搬、ハンドリングのインフラがそのまま使えることがメリットの1つ(ただし、日本国内では独自の小さなコンテナも使われている)。担当者によれば、新規
粉飾決算の疑いが広まり2001年に経営破綻したエンロン(Enron Corporation)の社員(の一部)がやりとりした150万通のメールが公開されている。電子メールは訴訟を起こそうとする人だけの興味だけでなく、ソーシャルネットワークを分析する研究者、情報漏えい防止を目的としたメール監視システムの開発者の興味も引いている。 2000年にエンロンが行ったとされる市場操作の調査の一環として公開され、今ではエンロンコーパスと呼ばれている。自然言語処理、法律、ソーシャルネットワークの実対象データとして、様々な立場の人間にとって非常に貴重な存在となっている。 公開の経緯や目的は全くといっていいほど異なるが、ソフトウェア開発の途中で収集した規模、品質、工期に関わるデータを公開しているものがある。ちょうどここで紹介したものと同様のものである。こちらもソフトウェア開発中のデータを分析の収集や評価をしよう
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