新型コロナウイルス感染拡大による影響が懸念されている東京オリンピック・パラリンピックの開催について、毎日新聞は全国47都道府県の知事にアンケートを行った。選択肢から「感染状況次第で中止・延期にすべきだ」を選んだのは9知事。他の知事を含む回答からは、大会実施を期待しながら感染拡大が続く状況を懸念する苦しい心境もにじむ。質問は4月20日に書面で送付し、28日までに全知事から回答を得た。その内容を掲載する。【竹内良和、関谷俊介】
ボランティアにはアイスクリームや瞬間冷却剤を配り、選手には体を冷やせるよう、1300トン以上の氷を用意する――。2020年東京五輪・パラリンピックで、大会組織委員会と東京都が今夏の酷暑を受けて新たにまとめた暑さ対策案の全容がわかった。選手向け、スタッフ向け、観客向けなど「きめ細かく対策を追加」(組織委幹部)したといい、予算はこれまでの総額40億円から60億円増の100億円規模となる見通しだ。ただ、関係者の間には「これで十分なのか」と不安の声は消えない。 選手には、今夏のテスト大会での国際競技団体などの要望を受け、競技会場と練習会場の計100カ所以上に体を冷やす風呂などのために1300トン以上の氷を数億円かけて用意する。冷凍庫や冷凍車も増やす。 8万人のボランティアを含む大会スタッフには、アイスクリームや塩分補給の錠剤、汗ふきシート、瞬間冷却剤を配る。1人あたり、屋外会場では4本、屋内会場で
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