大阪・吹田市の市立吹田市民病院で、3年前(2021年)、40代の男性患者ががんの手術を受けた際、誤って動脈を傷つけられるなどして死亡し、病院は医療ミスを認めて遺族に謝罪しました。 市立吹田市民病院によりますと、病院の腎臓泌尿器科で3年前の6月、腎臓がんの40代の男性患者に腹くう鏡を使った手術を行った際、誤って動脈を2か所傷つけたということです。 このため、開腹手術に切り替えて止血のための処置が行われましたが、患者は手術中に出血性ショックの状態となり、その後死亡しました。 病院が外部の医師を含む調査委員会を立ち上げて調べたところ、▼執刀医が手術で切除する予定だった血管と取り違えて別の動脈を切ってしまい、▼執刀医以外に手術に立ち会った医師ら5人も取り違えに気づかなかったことがわかったということです。 病院は「血管を誤認した人為的なミスだった」などとして遺族に謝罪しました。 市立吹田市民病院の内