完全に国際情勢や社会情勢からかけ離れた私事について失礼いたします。このところ縁あって高校卒業までの時期について取材を受けるインタビューが相次いでいます。おそらく日本の多様性が進む中でヒントを見つけようという取材意図があると思います。ここである問題が頻繁に起こります。
完全に国際情勢や社会情勢からかけ離れた私事について失礼いたします。このところ縁あって高校卒業までの時期について取材を受けるインタビューが相次いでいます。おそらく日本の多様性が進む中でヒントを見つけようという取材意図があると思います。ここである問題が頻繁に起こります。
時間や興味がなかったらスルーすればいい、とはならない。 「Z世代と呼ばれる大学生を中心とした若年世代にとっては、仲間の和を維持するのが非常に大事。とにかく共感しあわなければいけない。“共感強制力”がすごいんです。スルーはできません」(森永氏) しかも、LINEグループは1つや2つではない。大学の友人だけで複数。そこにサークルやバイト先。さらに高校時代や中学時代の友人。なんなら小学校時代の友人までが、LINEグループで永遠につながりつづける。 「それぞれのグループから『これ、観たほうがいいよ』と作品を薦められる。自分の好みや興味として欲望を持って観るのではなく、各グループの和の維持を目的として観るのだとしたら、そりゃあ早送りでもしないと、こなしきれませんよね」(森永氏) 生存戦略としての倍速試聴 彼らは作品を“コミュニケーションツール”として使っている。ツールである以上、「興味がないから観な
こうした「男らしさ」の変化は、多くの人もイメージしやすいだろう。「寡黙で仕事一筋な父親像」から「イクメン」、「草食系男子」から「ジェンダーレス男子」(*5)まで、理想的な男性像あるいは男性を表象する言葉は、次々と変化してきた。 本誌「なぜソフトボーイカルチャーが台頭したのか」でも紹介した、「ジェンダー規範を意図的に覆」し、服やアクセサリー、ヘアスタイルなどを通して、自分のソフトで優しい側面を外見的にも表現している男性スターであるソフトボーイも、欧米圏での「男らしさ」が揺らいでいる証左かもしれない。(*6) この揺らぎは、単なる変化を意味するのではなく、男性のアイデンティティの喪失にも繋がっている。2023年7月の Washington Post 紙では、米国の大統領や議員、企業の CEO の大半が男性であるにもかかわらず、 何百万人もの男性は、そうした権力や成功にアクセスできず、足元では尊
「お出かけ」を「デート」と置き換えること。単に言葉だけの問題なのかもしれませんが……(写真はイメージ) 【息子とデート~親子の距離感考えた~】 息子は母親の「小さな彼氏」――? 広告でもSNS上でも、母と息子の「恋人」のような関係がポジティブに発信されることがあります。「母と息子の、時に甘美で重苦しい関係が、日本社会の骨組みをかたち作っている」。著書でそう指摘した社会学者・品田知美さんに、4人の記者が母と息子の距離感や危うさについて聞きました。 【マンガ】子どもとの関係、恋人に例えると… 漫画から伝わる、育児の過酷さ 〈話した人〉 品田知美さん: 社会学者。『「母と息子」の日本論』著者。早稲田大総合人文科学研究センター招聘研究員。 田渕紫織(記者): 息子(4)にはマザコンになってほしくない。でも子離れできていないのは自分の方? 距離感に悩み中。 松川希実(記者): 長男(2)にときめいて
米国の大統領選挙も終わり、留学生・国際協力の立場からすると、バイデン次期大統領が誕生したのは大変喜ばしい事です。しかし、獲得代議員数だけを見るとバイデン次期大統領が圧勝したかのように映りますが、単純な票数だけ見れば、なかなかの接戦でした。 トランプ政権誕生の背景にはリベラルと反リベラルの分断があり、トランプ政権下でこの分断は一層深刻化したと言われています。では、バイデン次期大統領はこの分断を癒すことができるのでしょうか? 私は、分断が一層深刻化することはあっても、これが癒えることはまず無いと思っています。それは、リベラルと反リベラルの分断はもっと根が深い所にあり、1980年代以降の教育政策がその悪化を加速させ、これが改善に向かう見込みがないからです。どういう事でしょうか? まず、リベラルとは主に誰で、反リベラルとは主に誰なのかを確認しましょう。バイデン次期大統領の支持は、①都市部、②若者、
「というのも、各々は直接的に他者のうちに自分を知るからであり…しかもそれによって、各々が、他者もまた同じように彼の他者の内に自分を知るのだ」(ヘーゲル『イェーナ体系構想』法政大学出版局) 「臨場性」はなぜ必要か コロナ禍の中で、心から消滅して欲しいと思ったのは「ハンコ」である。 大学が入構自粛になっているのに、ハンコを押すためだけに出勤することの徒労感。そういえばうちの大学では、会議からはほぼ完全に紙資料が駆逐されて、タブレットで会議資料を閲覧することになりはしたけれど、「ワープロで作成しプリントアウトした紙資料に押印したものをスキャンしてPDF化」という純和風デジタイズが横行しており、電子署名などまだまだ imagine the future の彼方——内輪ネタですみません——というありさまだ。というか、そもそも現政権におかれましてはIT担当大臣が日本はんこ議連議長を兼任、という漫画のよ
2020年5月10日、ゲンロンカフェには静かな緊張感が漂っていた。この日、革命家・外山恒一と東浩紀が初対面した。 都知事選での過激な演説、アメリカ大統領選挙への立候補など、他の追随を許さない独自の活動で知られてきた外山。若手批評家として文壇にデビュー、数多くの著作を世に送り出し、ゲンロンを10年にわたって維持してきた東。1970年生まれの外山と1971年生まれの東は、ほぼ同年代である。 まったく異なるキャリアと立場を築いてきた2人が、このコロナ騒動下にどのような対話を繰り広げるのか。今回は7時間半に及ぶ白熱したイベントの模様をお届けする。 ※本イベント 第1部の模様は、Vimeoにてご視聴いただけます。ぜひお楽しみください。(ゲンロン編集部) 同調圧力に抗って イベントが始まった。じつはこの対談は、外山からのオファーによって急遽実現した。さっそくその理由を外山が語り始める。その来歴からは想
ひろゆきが斬る「ここがマズいよ働き方改革!」――「年収2000万円以下の会社員」が目指すべきこと:ひろゆきの仕事哲学【中編】(5/5 ページ) 働き方改革、ここがマズい ――働き方改革についてはどんな意見を持っていますか。 「働きやすい会社を作りましょう」というのが今の働き方改革ですよね。もともとは電通で残業が多かった方が亡くなってしまったので、残業を規制する方向でスタートした感じだと思います。だから多くの人は、長く働くのがきつくて「(働く時間を)10時間から8時間にしましょう!」といった方向には賛同すると思うんです。 ――そうじゃないタイプの人もいるということですか? 例えばテレビ局で働いている人とかで、天才肌の、自分の仕事が大好きで1日18時間くらい働いても大丈夫な人もいますよね。でも、そういう人も“できる限り働きたくない”人に合わせて、仕事を制限しなきゃいけない。それって社会にとって
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 厚労官
同性婚を認めない民法や戸籍法は「婚姻の自由を保障した憲法違反だ」として、全国13組の同性カップルが国を訴えた裁判で、4月、東京地裁での第1回口頭弁論があった。
この記事も自分のためのメモで、ブログ読者のための記事ではありません。いつかちゃんとわかりやすく整理したいです。 階層化日本と教育危機―不平等再生産から意欲格差社会(インセンティブ・ディバイド)へposted with カエレバ苅谷 剛彦 有信堂高文社 2001-07 ポストモラトリアム時代の若者たち (社会的排除を超えて)posted with カエレバ村澤 和多里,山尾 貴則,村澤 真保呂 世界思想社 2012-10-20 このあたりの本についてのメモ。 やまもといちろう 公式ブログ - 【号外】安藤美冬女史@ノマド女王がマルチまがい商法のフロントだった件について - Powered by LINE 意識の高い人追悼2012 - 技術教師ブログ 【魚拓】「うちら」の世界 - 24時間残念営業 「ポストモラトリアム時代の若者たち」は僕の中で2012年一番のスゴ本だった-書評-ポストモラトリ
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少し前に、医師がTwitterに 「胸部大動脈瘤破裂の身寄りのない80代男性。生活保護。救命率は限りなく0に近かったが、緊急手術。止血できず、人工心肺のままICU帰室し、術後2日目に死亡。恐らく数千万円は掛っただろう。国民全体の医療費を個々の医師が考えなければ国が破綻すると痛感した症例だった」 と書いたことが話題になりました。 この医師は「日本の医療財政・資源が有限であるのに、どのように分配するかの議論の欠如」「救命率が低い患者への緩和治療適応の是非」「身寄りがない人の治療方針決定の難しさ」の3点についての問題提起だと補足しており、確かに医療費は有限という賛同の一方、「生活保護」だから医療の差し控えが許されるという考えに読み取れるという批判も受けています。 私自身は本人がどのような意図でこれを書いたにせよ、この発信を生活保護受給者自身が見た時に、「生活保護受給している自分は医療を受ける価値
2018年5月29日 5時0分 by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 2017年に埼玉県桶川市で1歳児が衰弱死し、母親が逮捕された事件 容疑者の実父によると、容疑者の夫が妹と肉体関係を持ったことがあるという 「きちんと子育てできる心境じゃなかったんだろうね」と語った 「昨年、晴(はると)が衰弱死した日に救急車を呼んだとき、オレも立ち会ったのよ。娘夫婦の自宅マンションは玄関を開けただけでもクサかった。なにしろゴミが20〜30袋ある“ゴミ屋敷状態”だったし、子どもたちのオムツ、糞尿のツンと鼻をつくニオイもしたからね。 市の保健師さんは何度も家庭訪問してくれたそうだけれど、異変に気づかなかったなんて信じられない。他人のプライバシーを侵害すると思って、あえて口出ししなかったのかもしれないが、オレは正直に言ってほしかった。そうすれば晴も助かったはずなので、そこを怒ってるのよ」 娘のこと、少
女性との交際経験がなく、自分を「モテない人間」、いわゆる「非モテ」とみなす若い男性たちのインターネット上のコミュニティーの存在が、ある事件をきっかけに注目されています。その事件とは、先月、カナダ最大都市・トロントでワゴン車が歩行者を次々とはね、10人が亡くなった事件。容疑者の男が事件の直前、ソーシャルメディアに投稿していたメッセージの内容から、「非モテ」ネットコミュニティーの一部で渦巻く、女性に対するゆがんだ怒りや恨みが事件の動機につながった可能性が浮上しているのです。(アメリカ総局記者 須田正紀) 当時 トロントでG7外相会合が開かれていた(4月23日) 「トロントで車が歩道に突っ込んで、歩行者が大勢はねられたようだ」 先月(4月)23日の昼過ぎ、そんな情報がツイッター上で行き交い始めました。ヨーロッパ各国やアメリカで続いてきた車両で一般市民を狙うテロ事件。ニューヨークでも去年10月に起
都合の悪い情報を隠し、問題が指摘されても口実をつくって正確な情報の公表を先延ばししているような財務省の姿勢は、PKO部隊の日報問題での防衛省や加計学園の獣医学部新設に関する文書問題での文部科学省と共通しています。 財務省は、書き換えは本省の理財局が中心となって、必要に応じて近畿財務局に指示をしていたと説明しており、国有財産の管理部門で組織的に行われた疑いが強まっています。 去年2月下旬から4月にかけて部局をまたがった複数の職員が関わったと見られますが、今月2日に疑惑が報道されるまで、内部で問題視された形跡は確認されていません。 この間国会では1年近くにわたって書き換えられた文書を前提にした議論が続けられ、国民は改ざんの事実を知らないまま与野党の論戦を聞かされていました。 財務省は、今月2日に疑惑が浮上したあとも事実関係を積極的に明らかにしようという姿勢を見せませんでした。 当初は、検察の捜
結婚して8カ月、今年の1月に妻の妊娠がわかりました。妻は保育士で、とても忙しい園に在籍しているため、不安で浮かない顔をしていました。 妻の保育園では、結婚の時期、妊娠の順番まで園長に決められていて、「先輩を追い抜くことは駄目」という暗黙の了解があるようでした。不安な表情の妻を見ていられず、私は妻と一緒に園長先生に頭を下げに行きました。「子どもができてすみません」 園長は渋々認めてくれたものの、翌日から妻に対して「どうして勝手にルールを破るのよ」と、つらい言葉を投げかける日々が続いています。妻は激務の仲間のことを考え、肩身の狭い思いでいます。今回、計画的ではなかった私たちにも非があるのは重々わかっています。しかし子どもを産む順番が決められ、それを守ることは一体誰のためになるのでしょうか……。
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