東京国立博物館で開催中の 第62回式年遷宮記念 特別展「伊勢神宮と神々の美術」に行って来ました。 「伊勢神宮と神々の美術展」公式サイト エスカレーターで平成館2階へ。右手「平成館特別展示室第3・4室」はいつもとまるで違う厳粛且つ荘厳な雰囲気。「伊勢神宮と神々の美術展」を「阿修羅展」や「薬師寺展」等と同様の展覧会だと思い出かけると肩透かしを喰らいます。 「何ごとの おはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる」 西行が詠んだとされるこの和歌の心根をよく理解(理屈や頭でなく心で)出来ないのであれば「伊勢神宮と神々の美術展」に行ったとしても「つまらない」といった的外れな感想しか抱けないはずです。 伊勢神宮には都合3回ばかり訪れたことがあります。宇治橋を渡り、五十鈴川で禊をし、玉砂利を踏みしめ、杉や榊の林を抜け皇大神宮(内宮)へ。 「二拝二拍手一拝」 言葉では到底表せない伊勢神宮だけが持つ雰