8月31 精神疾患を予防するために感染症を予防せよ(インフルエンザ編 その2) カテゴリ:感染症インフルエンザ (前回の続き) 実験手順 (概略のみ示す) この研究の目的は、妊娠7日目(E7)(ラットでの妊娠中期の最初の時期)におけるウイルス感染の結果による、胎盤、海馬、前頭前皮質における遺伝子の発現の変化と形態学的変化を検証することにある。CNSへの毒性が高いA/WSN/33株(H1N1)などを妊娠したC57BL6JマウスのE7の時期に鼻腔内に投与して感染させた。E16(妊娠16日目)で胎盤を回収しマイクロアレイ解析を行い、マイクロアレイのデータセットから、興味のある遺伝子の定量的RT-PCRを行った。さらに、DTIとMRスキャン、光学顕微鏡で脳の形態的変化を調査した。 結果 胎盤での遺伝子発現の変化 マイクロアレイを用いた結果、77遺伝子のアップレギュレーションと、93遺伝子のダウンレ