障害をもつ子どもたちの長期休暇を支えるプログラムがある。長期休暇中に複数日の活動日程がある。 毎年、参加する子どもたちが増えていく。主催者は、誰ひとり断ることなく受け入れ続けてきた。子どものきょうだいも参加させてほしいという声があがり、それもまた大事なことだろうと全て受け入れてきた。 大規模化がどんどん進む。ボランティアは順調に集まっているが、それでも子どもの増加ペースが速すぎて、追いつかない。さらに、大人数が活動できる場所を確保するのも難しくなった。予算も不足してきた。公的な補助は半分ぐらいで、あとは参加費などの自己資金である。 運営の継続が難しくなり、主催者はまず補助の増額を求めて、行政に実績報告をあげる。補助額は昔から変わっていない。5年で子どももスタッフも倍以上に増えたのだから、実績に応じて金額を上げてほしいとデータを示してみたが、財政難の中で次年度もおそらく増額は難しいだろうと言